どちらかと言うとわたしは、
『極端』な性格をしている方だと思う。

なんていうか、
『これ』って思うと、それだけになっちゃって、
それ以外の可能性っていうのは、自分の中で消しちゃうんだよね。

だから、『院』に行こうって決めた時、
それ以外の選択肢っていうのは全部なくなっちゃって、
頭の中は『受験勉強』と『研究』で染まっちゃった。

むしろ、
他の可能性が出て来て、自分が困惑するのを避けるために、
隙間を作らないようにしてたんだと思う。
だから、
ひたすら目的のために、全力疾走してる状態だったんだと思う。

でも、ある時走るのに疲れちゃって、
歩き始めて、そしたら、段々周りの動きが見え始めた。
それで、ある時それにも疲れちゃって、立ち止まってみたら、
自分が『カラッポ』に思えた。

『答え』はひとつじゃないのに。
『ゴール』はひとつじゃないのに。

それで、また単純思考回路なわたしは、
急に就職活動を始めようって思った。
働く働かない関係なしに、自分の可能性を試そうって。

でも言ってみればもう1年以上出遅れな訳で、
今更就職課に行く勇気なんて出なくて、
だからいつも通り、研究室に行った訳なんだけど、
偶然に、
ホントたまたま、

今更就活始める人っているのかな?
ってか今更やる気にならないでしょー。

っていう会話が耳に入って来ちゃって、
何だか相談できなくなっちゃった。

たぶん、ここでわたしが
『え?私今から始めようって思ってたんだけどー!ダメかなー?』
って、得意の笑顔で、明るく言っちゃえば良かったんだろうけど、
何か、言葉が出てこなかった。

リクナビの使い方も分からない。
履歴書の書き方も分からない。
エントリシートなんて書いたことないし、
企業研究ってなに?

何か、急にみんなが別世界で動いてる人に見えた。
急に、自分だけ取り残されてる気がした。
急に、遠く感じちゃった。

きっと、みんなもわたしのことそう思ってるのかなって思ったら、
その場にいるのが辛くて、怖くなっちゃって、
お昼も食べないで家に帰って来ちゃった。

家に帰っても、心のモヤモヤがとれなくて、
お兄ちゃんに相談してみた。
それで、リクナビの登録の仕方を教えてもらって、
一通りの使い方も教えてもらった。

別にそれだけのことなのに、
こんなに涙が溢れて来て止まらないのは、

友達が急に遠く見えたからでも、
あの会話を聞いちゃったことでもなくて、

いかに自分が
『何にもできない』人間だなってことに気付いたから。

からっぽ。

何か、就活するの、怖い。
怖い。

でも、みんなも頑張ってるんだもんね。

わたしも頑張らなきゃ。
頑張ろう。

大丈夫。
大丈夫。
大丈夫。

自分に言い聞かせるけど、
何か、急に真っ暗なトンネルの中に連れて行かれたみたい。
出口がないトンネル。

やっぱ、怖いよ。