昨日に引き続き後編です。
前編も是非お目通し頂けると嬉しいです。
4 身体の痛みが減る
男性の身体のお悩みランキングの第一位は腰痛です。辛いですよね。
原因は色々ですけど腰痛とは若い頃からの付き合いって言う人は多いです。
そんな人にこそおすすめしたいヨガ。
腰痛の原因の中で多いのが腰椎4.5番目の動き過ぎ。腰以外の所が固すぎて、
もしくは体幹の筋が弱くてその運動を全部腰が受け止める構図になってしまっている。
このタイプの腰椎の人はその他の固い部分に可動性を持たせてあげるのが一番です。
整体でもスポーツでも、可動域上げるのは調整の1丁目1番地。
だから今、固いのは恥ずかしいからではなく、
必要だから柔らかくした方がいいんです。
必要なところを緩めた上で、体幹や抗重力筋を活性させてあげましょう。
もちろんヨガが全ての腰痛の症状を緩和するわけではありません。
自己流に取り入れたら酷くなることもあるでしょう。
原因が坐骨神経痛、すべり症、分離症、脊柱管狭窄症とか、痛みのレベルが
酷い人はアプローチが異なるものもあるので、様子を見ながら取り入れて下さい。
症状がどうであれ、副交感神経を優位に導くヨガは、
身体の状態が等しかったとしても意識レベルで痛み自体を感じにくくになります。
私も痛みから、ヨガを始めました。
まだヨガを経験したことない人にも、同じように心や体が軽くなる経験を
味わってもらい、もっとヨガのこと好きになってほしいです。
ラストです。
5 自分を味方につける。
ヨガはできれば毎日、無理なら出来るだけ、例えば週1やれるといいです。
週1より少ないのが悪くはないのですが、身体に対する変化は
思ったほどではないかもしれない、それだけです。
私たちの身体はよく動いたら筋肉がついたり、逆なら減ったり、
その時々の活動に合わせて常に最適化されていますが、
神経細胞も同じく使ったら増えたり使わなくなったら減ったりしていて、
最速で最適な判断ができるように調整されています。
昨日と同じに思えたその身体は実は少しづつ変化しています。
ヨガは内観が冴えてくるのでその変化にとても敏感になります。
身体も、何かに対する受け止め方も。これがポイント。
人間は変化とその差分だけが現在位置を確認できる唯一の方法です。
例えば何かを頑張ってもうまくいかない時、負のループに巻き込まれたりして
時には強い無力感を味わうこともあると思うのですが、
それが長く続くとエネルギーをどんどん奪われ、活力がどんどん弱くなります。
でも例えば自分の身体だけでも努力によって変化が起きるという事を体験すると
それが成功体験となり、自分の行動が物事をコントロールしている感覚を
取り戻すことができます。すると自分の行動をより良い方にしたくなるし
神経細胞もそこに合わせてアップデートされますね。思考の癖も変わる。
地続きの変化はシナジー効果を何倍にもします。
思い込みから解放されるわけですね。
これぞヨガ。
YOGAS CHITTA VRITTI NIRODAHA.
…思わず綺麗にまとまった。