こんなブームがあるんですね。
会社の知人から教えてもらいました。
長崎県長崎市にある島、
端島(はしま)。
島を取り囲む堤防が
軍艦のように見えることから、
「軍艦島」(ぐんかんじま)と
呼ばれるようになったそうで。
この島、まるごと廃墟なんです。
明治初頭から海底炭鉱で栄え
狭い島が当時の東京の人口密度より
高かったそうです。
島の内部にはマンション棟が乱立し、
電気などのインフラも完備。
教育機関や各種公的機関に、
映画館や体育館、飲食店も揃い、
独特の密集近代都市に成長…
しかし時代と共に石炭のニーズが減り、
1974年には炭鉱閉山。
徐々に島民が島を離れ
そのうち無人島に。
建物の老朽化が進んで
ゴーストタウンのようになり
人が立ち入るのには危険なため、
最近まで一般の上陸は禁止でした。
…写真でみましたが、
確かに生きものは居ない感じで
長時間経過した灰色の建物は傾き、
錆びた機械が当時のまま放置され、
とにかく荒れ放題。
戦火の都市の数年後みたいな
朽ちた廃墟があちこちにあって…
炭坑で亡くなった人達のことを
考えると、
なお一層おどろおどろしい
不気味な雰囲気なのです。
…ここにきて昨今の廃墟ブーム。
遺跡としても注目を集めて、
当初上陸はムリだけど海側から
島を回る観光コースが
マニアックなファンに
人気だったそうです。
そして2009年4月末から
長崎市の条例に基づいて
特別な許可がおりれば一般の人も
上陸が可能になっちゃって。
今じゃ旅行会社の上陸ツアーも
企画されてるそうですよ。
…私は行かないけど。
ちなみに、
B'zの『MY LONELY TOWN』の
PVロケ地がここだそうです。