13年ぶりにテニス界に復帰した,伊達公子が4大大会の全豪オープンで予選を勝ち上がり,本戦進出を決めました!!


http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/sports/date_kimiko/?1232167779


復帰を発表して一年足らずでの快挙。

すげー・・・ほんとうにすげー・・・


伊達さんといえば,現役時の最高ランクは世界第4位。

体格面などで劣る中世界4位まで行けたのも,なにか世界一の能力で,世界トップの選手と渡り合えたからこそ。

私見ですが,なんらかのずば抜けた能力,それだけで勝負を決せられるほどの力がないと,世界10位以内には入れません。


で,その能力が何かというと・・・


相手のボールをライジングで打つ能力。


これは,個人的には世界一のものではないかと思います。

ライジングとはテニスの専門用語なので,なにかというと,

”rising”つまり,テニスボールがまだ上がっている最中,いい方を変えると上がり切る前に打つということです。

そうすると,このような効果があります。


①相手からすると普通の相手とラリーするよりも,早いタイミングでボールが返ってくる

②ボールの滞空時間が比較的短いので,相手が打ったボールの力をたくさん利用できる

③②にも通じるのですが,厳しい角度・えげつない角度(ショートクロスとかね)


他にも細かく言うときりがありませんが,とりあえず代表的なものをあげました。


で,伊達が復活して若手選手を次々と打ち破ったり,全日本選手権を優勝したりして「若手の層が薄い」と問題になりました。

「そんなことは全くない」とまでは言えませんが,舎弟個人の意見としては13年のブランクや若手の体力面での有利などを”軽くぶち壊す”くらい,上記の伊達の能力が凄いと思っています。


もちろん,38歳という年齢による筋力・体力の衰えは否めないし,それをカバーするために現役の時並,もしくはそれ以上に努力をしています。

映像を見ていると,明らかに筋力はビルドアップしているし,サーブも早くなっている。

13年の時を経て,衰えた部分がある一方で進化した部分もある。

これがテニスの面白いところですね。


と,ついつい熱くなって,長く書いてしまいましたが,

要するに,伊達公子さんが凄いということが言いたかった訳で…

これからの課題は,まさにパワーテニスへの対応なんではないかと。


全豪オープンでは上位進出してほしいし,出来れば現在日本トップの杉山愛と対戦して,勝っちゃってくれないかな~,なんて思っています。

おっと,杉山の初戦の相手は「予選上がり」もしかして?もしかして??

確率は,16分の1。