日登美の熱い熱~い日々のブログ ~クオリティタイムのすすめ~
 
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何度言ったらわかるんだ、の解決法

「何度言ったらわかるんだ」
を、実際何回言葉で言えばわかるのか、実験した人がいたらしい。

ビリギャル著者らしいです。。
一昨日の羽鳥慎一モーニングショーにて。
なんと、

「532回」、だそうである。
それを聞いたコメンテーターたちは、こぞって「社会人だったらありえない!」「一緒に働きたくない、どうしたらいいんだ」的なことを言っていたが。。

300人くらいの中学生?あたりを対象に、英作文か何か、文法の小さなミスについてなど、単純に「言葉だけ」でわからせようとしたグループと、もう1つのグループは、添削などをしてわからせようとしたグループに分けて、完全に正解するまでの回数の平均らしいのだが。この「532回」は、前者のグループの平均数値とのこと。

ちなみに後者のグループは「20回」だそうで、、、、飛躍的に上がってはいるが、それでも20回とは・・・。

世の中無駄なことをしすぎてる。
「何度言ったらわかるんだ」を、本当に目の前の相手のせいだと思っているのか?

ありえーん・・・

相手が何度言ってもわからないのは、何が問題なのか?
どうすればわかってもらえるのか?

これに対する明確な答えと解決策を持っているのが、私のマネジメント講座。
一昨日は、もう複数回私のマネジメント講座を受けている方々向けのマネジメント講座だったので、朝イチでこのテレビ見たので、スライドに入れて受講生の皆さんに共有しちゃった!

「世の中大変みたいですよ。
何回だろうが全く関係ない話ですね!
この講座を受けているから皆さんはこんなこと言わなくてすむもんね~♥️うふふ」という話で(笑)

マネジメント講座は、一言でいえば、自分の影響力を高め、人を動かす具体的方法論の講座だ。
「何度言ったらわかるんだ」は、完全に上司の影響力不足(笑)
部下のせいではございませんよ!

どうして上司になると、自分の「他責」に気づかなくなるのか。。。

影響力の要素が何かを理解し、具体的に、「自分」を変えることで、「相手」に影響を及ぼし、結果として「相手」変える。
もし目の前の相手が自分の思うように動かないとしたら、それは自分の相手に対する影響力が足りないからだ、ではそれはどうしたらいいんだ、、、
、、を昨日も、去年よりレベルアップして、さらに現場でのリアルな振る舞いと言葉を相手に合わせて変えられるよう、学んでもらった。
「いかに部下に影響力を発揮するのか」

一昨日教えている彼らは、そのメカニズムは充分理解し、あり方はもう、揺るぎない。
あとは、やり方、更なるスキルのブラッシュアッブだけというレベル。

来月の発表がまた楽しみだ。
マネジメントは、スポーツと同じ。明確なやり方がある。
私は自分のコーチング(講座も研修も)は、スポーツコーチに近いと思っている。
そんなラケットの振り方してたらそうなるよね、こう振らないとボールがこっちへ飛ばないよね、という原理原則や一般論を教える。
マネジメントに関して言うと、そんな原理原則すら知らない人はとても多い。
人は、知らないからできないものも多くて、知ればできることもある。
知っても、頭でわかってもできないものはあって、それは、やってみるという行動変容をさせるのがコーチング的関わりであるし、スポーツと同じように、そんな、素振り通りにすぐできるわけがないのだから、辛抱強く、元のフォームに戻らないよう、関わっていくかかわりも必要。相手のあることだから、一般論+個性への対応が重要で、そのあたりのスキルを磨いてもらうことになる。それが一昨日の講座であった。


私が講座で教えることは、いかに部下にそのようにかかわっていくか、の方法論であるのだ。
 

会社の次のステップ

エグゼクティブコーチという仕事で独立して、もう12年になる。
中間管理職や社長向けへのコーチングだけでなく、最近は、私が行なっている、「マネジメント講座」への依頼も増えている。

そんな中。。

 

去年、私のマネジメント講座をグループコーチング的に、3回切り出した形でカスタマイズして行わせていただいた企業様から、また今年も3回3ヶ月お願い、ということでご依頼いただいた。

「社員が楽しみにしてるんですよ」、と取締役が笑う。

他のセミナーと私の今年の講座の予定がバッティングしてしまった社員の方がいて、予定変更を頼んだら、「こっちのほうが全然優先順位高いんで!」って言うんですよ、と笑う。

去年参加した社員さんが今年も参加されるわけなのだが、去年、多少強めな発言をしてしまうタイプの優秀な社員さんのことが気になり、聞いてみた。

すると、

「すっごいよくなったんですよ!もともとね、優秀な子だったけど、一番変わったかもしれない。。先生の仰っていた、あれ(あるコンテンツ)がすごい響いたみたいで、、事ある毎に、結構本人の口から、-'研修で習った'みたいな言葉も出るんですよ。。」

と顔をほころばせる。

よかった。。。

研修成果が継続し、メンバーが安定してきているのがまず喜ばしい。

思えばその会社も、社長も取締役も一緒に受講してくださったっけ。真摯な態度であった。

彼らもその後も努力されたに違いないのだ。

そして、次のステップに進みたいからまたお願いします、と言われるのは、すごくすごく嬉しい。。

次のステップは、メンバーの気持ちを一つにし、5年後の社長がかかげる目標に向けて同じ方向を向き、走り出すこと。

ヒアリングで、研修内容はイメージできた!

社長たちの思い、受けとりました。

研修承ります。

またみんなに会えるのが楽しみ!

 

今日は、次のコーチングのあと、もう1つ、また別のクライアント様とビジョン研修の打ち合わせ。

熱いぜ!

ばあちゃんの奇跡。

5月26日という日。

今日は、大好きだったばあちゃんの27回目の命日。
昨日は1日早く両親とお墓参りをした。
お天気に恵まれ、母も一緒に行けて本当によかった。。
27年前の5月24日だったと思う。私はアメリカに旅立った。
その2日後、元気だった祖母が急逝した。
大腿骨を骨折し、手術の全身麻酔に耐えられずそのまま目を

覚まさなかったのだという。 

若くして全盲になった人だったが、何でも一人ででき、気丈で、

明な、優しい優しいばあさんだった。
葬儀は、97才のばあさんのものとは思えないほどにぎやかなもの

だったと語り草になった。
昔ばあさんに世話になったという人々が大挙して押し寄せたという
親分肌なひとで、その武勇伝は父から度々聞かされていたが。

母は、私がショックを受けるだろうと、渡米後1ヶ月もの間、

私にだまっていた。私は団地っ子だったから、ずっと祖母の隣で

寝ていた。可愛がってもらった。
だからショックなんてものではなかった。。


話を聞いた晩、祖母は私の夢にあらわれた。
前と全く変わらぬ笑顔で、周囲はキラキラと輝いて、でも何も言わぬ。
まるで生きているとしか思えない祖母の姿に思わず、
「ばあちゃん、死んだはずじゃ、、」
そう私は呟いて、目が覚めた。
しばしの間、呆然としたのを覚えている。

私の専門学校進学を機に、私と姉が同時に上京することになったとき、

祖母は、寂しくなるなぁ寂しくなるなぁと毎日毎日繰り返した。
そうして、上京ののち、祖母はすっかりなにもわからなくなってしまった。

トイレすらわからず、同居の息子である父も、母のことも、忘れてしまった。

完全にぼけてしまったのだ。
いきなりかわいがっていた孫二人がいなくなってしまった寂しさが極度の

ストレスとなり、祖母を壊してしまった。

しかし。
世の中には不思議なことはあるようで。
その年の夏、胸の詰まる思いで帰省した直後のことである。
家に着いて、呆けてしまったばあさんに、「ばあちゃん帰ったよ!

ひとみだよ!」と、両手でばあさんの手を握り、しゃんしゃんと、手を繋いで

下した。
すると目の見えないばあさんは、私の手をほどき、私の頭から顔かたちやら、

体じゅうをなでまわすように、そのしわだらけの手でよくよく触り、最後に、私の、

太い太~いふくらはぎを両手で触った。
そうして言ったのである。

「ひとみちゃんけ?」

その言葉を皮切りに、祖母は完全に自分を取り戻した。
私たちは、何事もなかったかのように楽しいひと夏を過ごし、その後祖母は

亡くなるまで、正気を保った。
こんな珍しいことがあって、父は今でも私に頭が上がらないと笑う
ぼけはなおるのである。

私はこのばあさんとは縁が本当に深いらしく、これ以外にも沢山の不思議を

このあと体験することになる。
ありがたいことに、どうも私はこのばあさんに、守られているようなのである。

またおいおい、そんな話はするとして、、、

ずっと一緒にいたのに最後に死に目に会えなかった祖母。

母がいないところで勝手なことはさせないと、病院で先生の言うことを聞かず、

処置をさせなかったという祖母。

それほど母を信頼していた。

それなのに、

「最後はサヨナラも言わないで逝ってしまったんだよ、ねぇばあちゃん。

ずーっと一緒だったのにねぇ、ばあちゃん・・・」

そう独り言ちながら、今日も母は祖母のために作ったおはぎをお供えした。
母が自分の体の痛みをおして、毎年作る、祖母が大好きだったおはぎ。

 

できるだけ長い間、両親と一緒にお墓参りができますように。

母が来年もおはぎを作ってあげられますように。

そう願ってやまない私である。

 

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