あなたが直面する試練は、
すべてあなたが耐えられる
範囲内のものだ。
パウロは言った。
試練とともに、脱出の道が、
すでに備えられていると。
試練に遭遇したら、知りなさい。
あなたには、見えないだけで、
もうすでに、
脱出の道はあるのだということを。
だから、試練の中で、決してパニックを
起こしてはならない。
試練に翻弄されると、
すでにある脱出の道が、
見えなくなってしまうのだ。
試練の中であなたの成すべきことは、
落ち着いて、脱出の道、すなわち、解決の道を探ることだ。
それはすでに、
用意されているのだから...。
脱出の道、
出口がない問題は、
世の中に存在しない。
なぜなら、解決のないものは、
問題とは言わないからだ。
解決のないことに関して、
人はそれを受け入れる以外に
道がないことを知っているからだ。
たとえば、人は、いつか〇ぬ。
これは、避けられない。
だから、〇、そのものは、問題とは
呼ばれない。
〇は、すべての人にやってくる事実であって、
受け入れられるべきものだ。
あるいは、あなたは、人間であって、犬ではない。
これは問題だろうか?
あなたは、野良犬を見て、なぜ、あの犬は、人間じゃないのだろう?
と、
悩むだろうか?
そんなことはない。
備考:この内容は、
2009-7-10
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:石井希尚
「明けない夜はない」
より紹介しました。

