【自分の手の届く
範囲だけを見る...】
年齢を重ねるにつれて、
いろんな人の価値観に
触れる機会が増えて、考え方が
変わっていきましたが、
昔は、
他人に嫉妬することも
あったと思います。
でも、それが、
刺激になっていたし、
負けず嫌いな性格のおかげで、
「人は人、自分は自分」
という思考で、進ことが
出来ていました。
そう言い聞かせながらも、
「自分には、何も
ないかもしれない」
と、むなしく
なるときもありますが、
他人のことより、自分のことを
考えているほうが、気持ちが
ラクになると思うんです。
自分以外のことに、
気を取られて欲深くなると、
飛び込んでくる情報が多くなります。
でも、情報が増えると、
いっぱいいっぱいのときに
しんどくなるから、今は、
手の届く範囲だけでいいと
いう気分です。
そうして、思考を
クリアにすることで、
心おだやかでいられる
気がします。
今は、
「この俳優さんは、
いい作品に出るなあ」と
思うことはあっても、
「この役は、私がやりたかったのに...」
と、嫉妬
することはありません。

それは、自分がやりたい役を
頂けている
という自信が
あるからでもあります。
私は、幸運なことに、10代
のころに、青春のキラキラした
役を、演じさせてもらって、
すごく楽しい時間を
過ごせました。

でも、徐々に、
ヒューマンドラマのようにな、
自分の内面と、深く
向き合う役を
演じてみたいと、強く思う
ようになったんです。

そんな作品の
オーディションに参加
したり、オファーを頂ける
機会が、増えたりして、
演じる役の幅が
広がっていきました...。
備考:この内容は、
2025-8-10
発行:PHP
より紹介しました。
この夏、
歴史を変えてゆく...。