期間:1970(昭和45)年8月~1986(昭和61)年8月
曜日/時間:火曜/20:00~21:24(初期は土曜/20:00~20:56)
主な出演:榊原郁恵、河合奈保子、柏原芳恵、松本伊代、早見優、石川秀美など
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憧れのアイドルが水着に!
みんな画面に釘付けになった。
芸能人の水泳大会は、さかのぼれば1960年代
後半には、すでに放送されていたようだが、あとに
連なる本格的な番組は、やはり、”アイドル”の概念が、
一般的に確立された70年代に入ってからだろう・・・。
1970(昭和45)年8月に、フジテレビで放送された
『紅白スター対抗水泳大会』あたりが、ルーツといえそうだ。
当初は、運動会と同様、水泳が得意な芸能人が
真剣に勝負を競い合う内容が、メインであったが、
アイドル界の活動状況に伴い、次第に女性アイドルが
たわいのないゲームに興じる時間が主軸となってゆく・・・。
トップアイドルの歌コーナーは、プールサイドで歌う
姿がプロモーションビデオのように、しっかり放送された。
だが、新人や、二線級となると、ゲーム放送中の
画像にワイプで、小さく映し出されるだけであった。
女性アイドルでは、榊原郁恵、河合奈保子、
柏原芳恵ら グラマーな面々は、需要が高く、松本伊代、
早見優、石川秀美ら「花の82年組」も、番組絶頂期によく
顔を見せていた。総合司会や、白組司会を務める機会が
圧倒的に多かったのが、フォーリーブスの、「おりも政夫」
であった。
各局で番組が放送される中、特に
前向きだったのが、フジテレビで、80年代は「オールスター
紅白水泳大会」と「オールスター寒中水泳大会が、
夏冬の恒例となり、大磯ロングビーチからの中継が
常だった。番組収録は、プリンスホテルに泊りがけで
行われ、日頃監視の目が厳しい、若い男女のアイドル
たちにとって、格好の逢瀬の場であったという・・・。
時代が進むにつれ、各局の水泳大会が、徐々に
減ってゆく中でも、フジテレビは、「ドキッ!まるごと水着
女だらけの水泳大会」などを放送し続ける。
主に騎馬戦で、水着を剥ぎ取られる、お約束のシーンのため、
いわゆる ”ポロリ要因” の女性が仕込まれ、視聴者も
それを期待しつつ観ていた。
しかし、タレント管理の強化や、放送倫理の変化もあって、
地上波のレギュラー放送は、1998(平成10)年を最後に終了。
その後は、CS放送などで、不定期に企画されている・・・。
備考:この内容は、
2022-1-25
発行:辰巳出版(株)
「タツミムック
日本懐かしテレビ大全」
より紹介しました。
さぁ、
読者の皆さん、
いかがでしたか?
きゃは!
コンプライアンスが
厳しいから、
もう、ヤメて!