海外旅行に来たからには、元を取るまで遊ぼう
という意気込みも結構だが、睡眠時間くらいは、ちゃんと
とっておかないと、後で、とんでもないことになる。
U子さんと、Y子さんの2人組も、ボーナスをつぎ込んで
憧れのロンドンにやってきた。
朝から晩まで、ショッピングに
ミュージカル観劇、ディスコと精力的に動き回り、
「眠るなんてもったいないわ!
ロンドンの夜を楽しまなきゃ!」
「そうよね、帰りの飛行機まで、
ぐっすり眠れるもん~」
だが、とうとう帰国の日がやってきた、空港のロビーに
座っているうちに睡魔が襲ってきて、ハッと気が付くと
離陸時間を40分過ぎた後、
「しまった!」と青ざめながらも、
とりあえず2人で、搭乗口まで走っていくと、怒り心頭に
発した航空会社の人が
”デン”と仁王立ち立っている。
彼女たちが現れないものだから、飛行機は離陸を
遅らせていたのだ。
彼女たちは、とっさの悪知恵で許してもらおうと、
「あたし、おなか痛くて、トイレで〇にそうだったんです!」
その場は、それで しのいだ2人だったが、成田に着いてから、
徹底的に、おなかを検疫されて
しまったそうである...。
備考:この内容は、
1994-1-5
発行:川出書房新社
著者:ユーモア人間クラブ
「旅の大ドジ編
世にも恥ずかしい人々2」
より紹介しました。
(読後感想)
睡魔だけに、
すいませんってか?
きゃは!
やかましいわ!