「帰ってきたあぶない刑事」映画評論... | Q太郎のブログ

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映画『帰ってきた あぶない刑事』感想。タカ&ユージの日常で ...

 

令和6-5-24 公開

1986年に、スタートしたTVドラマ『あぶない刑事』の劇場版が

8年ぶりに復活。

 

刑事を引退して、ニュージーランドで

探偵事務所を立ち上げたタカ&ジョージ。

 

 

 

 

 

帰ってきた あぶない刑事」帰ってきてくれてありがとう!待って ...

 

再び横浜に戻り、探偵を始めた彼らの前に、

依頼人第1号として現れたのは、

2人にとって旧知の女性・

夏子の娘だった...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰ってきた あぶない刑事のフォトギャラリー画像(7/17)|MOVIE ...

 

 

 

 

 

 

 

岡本敦史 - Real Sound|リアルサウンド

 

(岡本敦史:ライター、編集)

 

 

自分たちが、老いぼれたとは、まるで思っていない主役

コンビの活躍を描くというコンセプト自体は、

圧倒的に正しい。

 

 

 

舘ひろしと柴田恭兵の(言い方はヘンだが)

鋼鉄のように軽い芸も、もはや至芸。

 

 

 

問題は、周囲のリアクションを

どう描くかで、その

相対比の欠如は、今の娯楽映画とは

思えない。

 

旧キャスト陣が、振りまく不自然さを周囲の

若手がほとんど指摘しない状態は、政界の忖度を見る

かのようで、不気味だ。

 

とはいえ、若々しさと、わかりやすい

オマージュで、前作の枯れた味わいとは一線を画した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰ってきた あぶない刑事のフォトギャラリー画像(9/17)|MOVIE ...

 

 

 

 

🦷コメントいただきました🐰 ✍🏻#北川れい子(映画評論家 ...

 

(北川れい子 映画評論家)

 

 

 

スタートから40年。

 

近年このシリーズになると、

舘ひろしも柴田恭兵も、どこかタガが緩むのか、

もうほとんど趣味と遊びで演じているようなノリ。

 

 

 

シリーズ初期から

2人を観ているこちらも、そんな彼らにいつしか、寛大になり、

ふざけ合いと、そこだけ真面目(!)なリアクションが

楽しめれば、わざとらしい設定や、ムリムリのエピソードも、

勝手にどうぞのノリ。

 

 

 

若い観客層をまったく意識しない

2人の言動も、逆に潔いとも言えなくもないし。

 

 

 

ただ、演出のキレがいまいちで、

途中で何度かイライラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰ってきた あぶない刑事』はタカとユージの“愛の物語” 舘ひろし ...

 

 

 

 

 

映画について書く・語るという行為は新たな時代に突入しているー ...

 

(吉田伊知郎:映画評論家)

 

 

 

黒澤満も仙元誠三も、いなくなったが、スタッフの

世代交代を成功させた理想的一編。

 

 

かぶき者タカ&ユージの

華麗なる老いが、BL寄りの

初老ブロマンスを成立さる。

 

 

 

銃を持てない伽(とぎ)を、

どう潜り抜けてあぶデカに

成り得るかを硬軟織り交ぜた趣向で

成立させたのも良い。

 

過去のフィルムを自在に挿入してシームレスに

繋げた芸当は、「男はつらいよ おかえり寅さん」と双璧。

 

 

 

早乙女対地

以外の若手は、総じて影が薄いが、

探偵バディものへの

リブートは予想以上に

うまくいっており、毎年観たくなる。

 

 

 

備考:この内容は、

令和6-6-20

発行:キネマ旬報

より紹介しました。