「日本三國」 小学館
著者・松本いっか
【どんなお話?】
日本が、第4次産業革命に乗り遅れて、
少子高齢化がさらに進み、戦争が始まって、
コ■ナを超える
感染症のパンデミックがきて...、
という時代に飲み込まれて、
現在の日本が崩壊して三國に
別れてしまったところから、
物語は始まります。
文明が明治時代初期くらいまで衰退して、
一部の人間だけが
私腹を肥やすという悪い状況の中、
のちに”奇才軍師”と称される主人公が、
ふたたび
日本統一を目指すという物語です。
【推しポイント...】
変革という強いメッセージ性があるところに
惹かれます。物語の舞台である「大和」という国は、
一部の権力者が牛耳る悪い時代。
そうした国の状況を
変えるためには、自分が変えられる位置まで
いかなければいけないということで、
主人公が武力ではなく頭を使って
強い将軍に、ヒザをつかせる
というのは痛快です。
悪い時代というのが、
今の日本にも少し通じるところがあって、
それを変革していくという
部分が推しポイントです。
【こんな人にオススメ...!】
作品系統でいうと、
「キングダム」のような変革系が
好きな人にオススメです。
物語は令和時代の先、
未来の話ではありますが、歴史ものが好きな人にも
オススメです。
日本が崩壊して文明が明治初期も
頃まで衰退しているとはいえ、
今の日本の後の
時代の話なので、言葉使いが昔の話とは違って、
結構、若者言葉を使う人がいたりします。
入りやすい話し方を
しているので、あまり歴史ものは、読まない
という人でも、読みやすいかな?
と思います...。
備考:この内容は、
2025-1-15
発行:「HMV & BOOKS」
著者:白石隆貴さん
より紹介しました。