「英語、わっかんな~い」のウソがばれて大目玉... | Q太郎のブログ

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スイスの鉄道① ベルンのトラムとトロリーバス - あるきメデス

 

日本人の旅行客がリッチだとはかぎらない。

 

電車賃を惜しんだばかりに、

そんな恥をかいてしまった人もいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豪華列車「氷河特急」でスイスの世界遺産を横断する | ハルメク ...

 

スイスを貧乏旅行していたM子さんは、

路面電車に、切符を買わずに乗り込んだ。

 

路面電車には、いくつもドアがあって、

どこから乗ってもいい。

 

もちろん、改札なんてないから、

その気になれば、

いくらでも、ただ乗りができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チューリッヒ、スイス連邦共和国のバーンホフ通りに路面電車 ...

 

 

ところが、その日に限って、

次の駅で、ガリバーのように

背が高く怖そうな車掌が乗ってきて、

珍しく検札を

はじめるではないか!?

 

 

 

 

「無賃乗車ですか?

...罰金30フランですよ」

 

と、わざわざ、英語で言ったきた。

 

M子さんは、恥ずかしいさのあまり、うつむいたまま。

 

すると、その車掌、

 

 

 

「お嬢さん、英語わからないの?」

 

 

 

その時、M子さんの心で、悪魔がニッと笑った、

 

 

 

「そうだ、これだ!」

 

と、精一杯困った顔をして、首をかしげて見せると、

いかつい顔に似ず、人のいい車掌は、

手帳にヘタな絵を描いてまで、

M子さんに罰金の説明をする。

 

 

 

わからないと、

とぼけ通した結果、M子さんは、

規定のきっぷを買うだけで

許してもらえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スイス・バーゼルのコンビーノ: 雑記帳@F-Page広島

 

ところが、料金の4フランを払う段になって、

10フラン札を出した彼女に、

車掌さんはお釣りをくれない。

 

M子さんは、英語がわからないはずなのに、

 

「おじさん、おつりちょうだい!」

 

 

 

と、流暢な英語で話しかけてしまたのだ。

 

 

 

立ち去りかけていた車掌は、ゆっくりと振り向いて、

 

「おいで おいで」を

してくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個人旅行でのスイス グリンデルワルトに4連泊してガイドさんと ...

 

穴があったら、入りたいというのは、

こんなときに使うのだと、

実感してしまったM子さんだった...。

 

 

 

 

備考:この内容は、

1994-1-5

発行:河出書房新社

著者:ユーモア人間倶楽部

「旅の大ドジ編

世にも恥ずかしい人々2」

より紹介しました。