稲田雅子「あの人と猫」... | Q太郎のブログ

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「あの人と猫」...文:稲田雅子

 

 

あの人は猫が好きだった、

と聞いて「やっぱり」と思うか、

 

 

「まさか」と思うかは、ひとえに、

その人物のキャラクターに、

かかってくるだろう。

 

 

 

 

 

いかにも、猫とのツーショットが、

似合いそうな人もいれば、

イメージとの思いがけないギャップに

驚かされる人もいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっと知りたいパウル・クレー | 東京美術

 

いずれにしても、猫は、どんな著名人とでも対等に渡り合う、

いや、ときには、支配下にすら置くことがあるようだ。

 

猫とともに、いるときに

見せるその表情に、「あの人」の

隠れた素顔が見え隠れする。

この人は、猫が好きだった。

 

 

 

【パウル・クレー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パウル・クレー - Wikipedia

 

【思い出を伴った”抽象”...】

 

パウル・クレー。

 

 

 

抽象芸術は苦手という日本人が

少なくないなか、なぜか

クレーは別格で、人気が高い。

 

どこか詩情や抒情を感じさせるその

趣が、日本人の感性に訴え

かけるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パウルクレー シルクスクリーン この星はお辞儀をさせる 500部 ...  パウルのアート 忘れっぽい天使 通販 - ディノス

 

『この星はお辞儀をさせる』

『忘れっぽい天使』などといった作品

タイトルにも、それは偲ばれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家族の絆:クレーの孫、アレクサンダー・クレー氏にインタビュー ...

 

クレーの作品が日本で愛好されるのは、

そこに俳句に似た要素が

あるからではないか? と語るのは、

孫のアレクサンダーである。

 

 

 

余分なものを、削ぎ落とされた

フォルムが、エッセンスのみを残して

深い余韻を与えるところに、

私たちは、東洋的なものを感じる

のかもしれない。

 

 

 

 

 

 

もっとも、自分の

作品が「詩的」とか、「抒情的」

などと評されるのは、クレーに

とって本意ではなかったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パウル・クレー 砂の上の植物群 フォトタイル木製フレーム付き ...

 

 

ちなみに、作家・吉行淳之介は、

クレーの作品『砂の上の植物群』を

モチーフの同タイトルの

小説を書いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Amazon.co.jp: 砂の上の植物群(新潮文庫) 電子書籍: 吉行 ...  Amazon.co.jp: 砂の上の植物群 (新潮文庫) : 淳之介, 吉行: 本

 

画家が、

あえかな描線と淡い色彩の中に

秘めた強靭なものを、作家は、

見逃さなかったのである。

 

 

 

 

 

「芸術家は、眼に見えるものを見え

なけらばならない」と論じた

クレーは、独自の造形的思考に

よって、純粋に絵画的な様式を

めざす実験を続け、やがて、

ヒトラーに「退廃芸術」の烙印を

 

押されることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武満徹 - Wikipedia

 

「私は音に色彩があるように、

色の中にも、音が潜んでいるもの

と思っています」とクレーの

 

作品について語ったのは作曲家・

武満徹だったが、たしかに

クレーと「音」の関係は深い。

 

音楽に秀でた

両親の元、7歳から

ヴァオリンを習い始めたクレーは、

音楽か芸術家か、進路を

迷ったといい、絵筆同様、終生

 

ヴァイオリンを手放さなかった。

 

 

 

 

 

妻のリリーも、ピアニストである。

 

 

 

 

 

夫の絵が、まだ売れなかった頃、

リリーは、ピアノを教えて生計を

立て、クレーは家事と、育児を担当。

 

1人息子のフェリックスが、

2歳になるまでの育児日誌

からは、その先鋭的な芸術活動

からは想像しにくい、良き

家庭人としての、彼の人となりが

 

伝わってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Amazon.co.jp: 絵画 寝ているトラ猫インテリア 絵画 リアルな ...パウル・クレー - Wikipedia

 

 

 

さて、写真の左手奥、丸まって

寝ているのは、大きな縞柄の

猫である。猫好きだったクレーの

身近には、いつも猫がいた。

 

 

 

 

 

愛猫としてよく知られた

「ビムボー」は、真っ白な長毛だったから、

ビムボーでは、なさそうだ。だとすると、

トラ猫の、フリッツィーか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パウル・クレー著猫及び鳥 ポストカード | Zazzle.co.jp

 

 

画商のニーレンドルフがクレーを訪ねた時、

ピアノの上のヴァイオリンの横に

座って、緑色の瞳を光らせて、

 

主人をじっと見ていたという、大きな猫。

 

 

 

 

 

クレーが、

「その眼差しから逃げ出せはしない」と、

語った、たぶん、その猫だ。

 

 

そういえば、

盟友であったカンディンスキーが、

妻ニーナとともにクレーを

尋ねると、クレーは決まって、

 

猫を別室に閉じ込めたという。

 

 

 

 

 

猫が苦手だったニーナへの

心遣いだったと、彼女自身が記しているが、

カンディンスキーが、

クレー同様に猫好きだったことを

思うと、これは、面白いエピソード

である。

 

 

 

 

 

 

 

1918年の暮れ、終戦を

迎えて軍隊から帰還したクレーは、

家族とともに、遅ればせながら、

29歳の誕生日(12月18日)と

 

クリスマスを祝っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生演奏(弦楽四重奏) 【結婚式 披露宴 余興】 | 挙式・司会・余興 ...

 

 

 

ピアニストだった

母は、グランドピアノの

向かい、父はヴァイオリンを手に、

バッハとモーツァルトの

 

ソナタを奏でたと、当時11歳だった

息子のフェリックスは、後に語っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっと知りたい!】0歳からのコンサート主宰のチェリスト・石原 ...  🐱 ℕ𝕖𝕜𝕠𝕔𝕙𝕒 -ネコチャ-🐱 on X: "🐱「俺のピアノ ...

 

 

「聴衆は自分と

(虎のように大きなフリッツィー)

だけだった」。

 

 

 

 

 

それは、まるで、

クレーの作品のような光景では

ないか。没後に刊行された

「クレーの日記」の中には、彼の

こんな言葉がある。

 

 

 

 

「かくてぼくは、

(想い出を伴った抽象)なのだ」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

模写】パウル・クレー「猫と鳥」」 by Miyuki|アート・絵画の ...

 

彼の作品が、私たちの心を

揺さぶるのは、誰もが内包する

「想い出」への共鳴振動だったのか!?

 

 

 

 

 

激動の時代にあってなお、

クレーはその透徹した眼差しをもって、

「芸樹」を追求し続けた。

 

画家は、この上なき、美しい世界を生き

描いたのである...。

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2024-1-1

発行:辰巳出版

著者:稲田雅子

「猫びより」

より紹介しました。

 

 

 

(編集後記)

 

あの~、筆者は、

ビンボーなので、

その描くブログは、どれも、

パクリ・アレ~です。 ウインク

 

 

きゃは!

せっかくの感動のお話が、

大無しよ! 指差し

 

 

そうですね、母は、山形で、

父が新潟の間に生まれた筆者は、

ガタガタです。 チュー

 

 

きゃは!

もっと、真面目に! 泣き笑い

 

 

そうですね。

ベートーベンや、ショパンのことは、

わかりませんが、

弁当や、食パンのことなら、

わかるのですが、なにか? てへぺろ

 

 

 

きゃは!

ダメだ、

こりゃ! あんぐり パンチ!