「白内障の手術をしたら、毎日がぐんと楽に」 大崎博子
私はあまり「暇を持て余す」
ということがないかもしれません。
お花を生けるのが好きなので、
水を替えたりとか、マスクや小さな
台布巾を作ったりとか、
何かしら、ちょこちょこ手を動かしています。
裁縫ができるようになったのは、
数年前に白内障の手術を
したからです。メガネなしでも、針に糸を
通せるようになりました。
白内障の手術は、今、悩まれている方が
いるなら、本当におすすめします。
もっと、歳をとってから、
「メガネどこ?」ってなるのは、
きつそうですし、毎回、探すのも
ひと苦労です。
でも、裸眼で見えていれば、
そういう煩わしさも、なくなります。
手術費用も、保険適用で昔より
断然安いですし、時間も30~40分も
あれば、終わるんですから...。
姉にも「あと何年生きるにせよ、
メガネなしの生活は、とても快適。
絶対にやったほうがいい」と勧めて、
姉は90歳で、手術しました。
「よく見える」と、今は
彼女もとても喜んでいます。
昔は、遠近両用のメガネを
ずっとかけていました。
今は、老眼が
すべて解消されたわけではないので、
ときどき掛けますが、
せいぜい
5分程度です。
老眼鏡は、ほとんど使わなくなりました。
メガネをかけていた頃は、ちょくちょく最新の
デザインのメガネをチェックしに
お店をのぞいていたけれど、
そういうこともしなくなりましたね。
長い目で見れば、経済的にも
良かったということです...。
備考:この内容は、
2022-10-25
発行:宝島社
著者:大崎博子
「89歳、ひとり暮らし。
お金がなくても幸せな日々の作り方」
より紹介しました。