猫を目にした瞬間「なでたい」
「抱きたい」といった衝動に
かられる人は、たくさんいるはず。
”猫モフ”したくなる理由は、やはり
被毛が、フサフサだからでしょう。
一説によると、猫の体毛は
100万本以上! 人間の場合、1つの
毛穴から多くても3本程度しか
毛が生えていませんが、猫は10本
以上生えていることもあります。
ボリュームたっぷりの猫の毛ですが、
1本、1本は、細くて柔らか。
しかも脂分が少ないため、ほとんど水を弾きません。
これは、祖先の
リビアヤマネコが乾燥地帯に生息し、
水に濡れることが
少なかったからだと、考えられています。
いわゆる”猫っ毛”ゆえ、シャンプーをすると、
全身の毛がぱちゃんこになり、
急にみすぼらしい雰囲気に
なってしまいます。
そんなギャップもかわいいところ
ですが、猫は不安でいっぱい。
なぜなら、毛が水に濡れると
乾きにくく、体温が
下がってしまうから。
カラダが、冷えてしまえば、体力の
低下を招くことにもなります。
猫がシャンプーはもちろん、
わずかな水も嫌がるのは、
「濡れる = ヤバい!」
と本能的に察知しているからです。
猫は、暇さえあれば、毛づくろいを
するほどのキレイ好き。
短毛種ならこまめにブラッシングをすれば、
清潔をキープでき、
基本的にシャンプーの必要はありません。
一方、長毛種は、毛が絡まりやすく、
汚れも付着しやすいので、2~3ヶ月に1度は、
シャンプーをしましょう...。
【ニャンポイント】
水を全然弾かないのが、
猫っ毛の弱点。
シャンプー後は、
一刻も早く
カラダを乾かして!
備考:この内容は、
2021-2-5
発行:KADOKAWA
著者:ねこまき
「猫のヒミツ」
より紹介しました。