【設備が充実しているのは、どっち...?】
デス・スターには、初代と2代目の2つがある。
初代は、直径90km、2代目は、
直径120km。ここでは、より巨大な
2代目デス・スターについて考えよう。
この宇宙要塞には、兵士200万人以上が搭乗し、
移住区はもちろん、トレーニング
ジムや酒保など、さまざまな福利厚生施設が
整っているという。
【ワンポイント解説:酒保とは?】
酒保(しゅほ)とは、軍隊の駐屯地(兵営)・施設・艦船内等に設けられ、
主に軍人軍属たる下士官兵や同相当官を対象に主に日用品・
嗜好品を安価で提供していた売店。
対するイゼルローン要塞は、直径60km。
軍人200万人と、民間人300万人が
乗り込めるという。大きさでは、デス・
スターのほうが、2倍も大きいが、兵士の
数は互角。
また、イゼルローン要塞は
民間人を乗せるため、要塞内には居住区だけ
でなく病院や繁華街まで存在し、
都市としての機能を持っている。
居住区の点で、いったいどっちが優れた
要塞なのか?
「柳田理科雄先生」
筆者個人としては、
イゼルローン要塞の中に 繁華街があることに
強く惹かれる。デス・スターにもお酒を
出す酒保があるが、どうも●風景(さっぷうけい)
そうな気も...。
個人的な嗜好で言うわけではないが、
イゼルローン要塞のほうが、人間的な
ヨロコビも享受できて、過ごしやすそうだ。
おそらく長期戦を想定して 設計されたに
違いない...。
残暑が、きびしいざんしょ!
えっ!
どゆこと?
備考:この内容は、
2016-12-2
発行:KADOKAWA
著者:柳田理科雄
「空想科学読本 14」
より紹介しました。