
好みのフードでないと、
「他のをちょうだい」と、言わんばかりの
表情で見つめてきたり、いっさい、口にしなかったり...。
猫は、食べ物に、かなりうるさいイメージが
ありますよね?
![]()

猫が感知できる味は、甘い、酸っぱい、苦い、
塩辛いの4種類。
ただし、甘味には鈍感。
![]()
猫は、肉食でタンパク質中心の食事を
してきたため、糖質(炭水化物)には
あまり反応しません。

逆に、敏感なのは、苦味や酸味。
たとえば、レモンの香りを嗅ぐと、
しかめっ面になって逃げ出します。
![]()

苦いものや、酸っぱいものは、毒性が
あったり、腐っていたりする可能性があり、
口にすると命にかかわる
こともあるので、敏感なのは、
当然といえるでしょう。![]()
![]()
![]()

ちなみに、猫の舌にも味蕾(みらい)と
いう味を感じる感覚器が存在
します。その数、800個前後。
一方、人間は、9,000個前後。
犬は、1,700個前後あります。
猫は、「食べられるか、食べられないか」
を判断するときに、ニオイを重視するため、
じつは、味覚があまり発達
していないのです。グルメなイメージがあるものの、
むしろ、”味オンチ”といっても、いいのかも...。

猫の食べものに対する好みは、
生後3ヶ月くらいまでに決まると
言われています。特定のフードばかり
食べた場合、成長してからも、
それと同じようなタイプしか食べなくなることも。
好き嫌いなく育てるには、小さい頃に、さまざまな味や
ニオイのフードを食べさせることが重要です...。
![]()
備考:この内容は、
2021-2-5
発行:KADOKAWA
著者:ねこまき
「猫のヒミツ」
より紹介しました。 ![]()

