王貞治「荒川道場」の日々を支えたもの... | Q太郎のブログ

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伝説のV9巨人「荒川道場」 選手が道場の近所に引っ越しも|NEWS ...

 

 

 

 荒川博さんのところへ、なぜ行くようになったか

 

というと、この人の言う通りにやっていれば

 

打てるようになれると、いう強い思い、

 

そして、打てるようになれそうだというものが

 

あったからこそ、毎日行けたんだと思うんです。

 

 

 

 

 

後楽園で試合があるというと、グラウンドに

 

行く前に荒川さんと一緒に野球場に行く。試合が

 

終わるとまた、荒川さんの家に寄って素振りを

 

する。

 

 

 

 

 

「きょうはこれまで」と言われるまで

 

 

 

 黙々と素振りを続けましたね。急に用事が

 

出来て荒川さんが、でかけてしまっても、帰って

 

くるまで、1時間でも2時間でも素振りを

 

続けた。

 

 

 

 

 

 それほど、荒川さんを信頼していました。

 

肉体的には、苦しいこともありましたけれど、

 

精神的には、こうやっていけば打てるように

 

なれるんだと信じていましたから、継続が

 

できたんだと思います。

 

 

 

 

 

 1人で道を切り開く人の場合でも、その

 

きっかけは、どなたかから与えられているわけ

ですよね。私の場合は、中学の時に荒川さんに

 

出会って、その後も不思議といろいろご縁が

 

あって、ジャイアンツでそれこそ鍛錬の世界

 

に入るくらいの稽古をしていただいた。

 

 

 

 

 

 野球選手なら誰でも、バットスイングの練習は

 

しますが、そんなものは単なる自己満足程度と

 

いうか、そこら辺をなでている程度の練習です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところが、荒川さんのは、気を緩めたら怪我を

 

しそうな稽古です、真剣勝負という感じで

 

やりました。ですから、真冬でも、ちょっとやると

 

すぐ汗が吹き出しました。

 

 

 

 

 

 しかし、自分がいま教える立場になって

 

わかるんですが、荒川さんが一番たいへんだったと

 

思います。教える側であれだけの情熱を持って

 

日々選手とともに鍛錬できるという人は、

 

そうなかなかいないです。ですから、いい師匠を

 

持って感謝しています。荒川さんとの出会いが

 

なかったら、私の野球界での成績はなかった

 

と思います。

 

 

 

 

 

 私のホームランの記録を、周りの方は

 

すごいなぁと、おっしゃってくださいますが、

 

打てるようになりますと、不思議でもなんでも無い、

 

当たり前のことなんです。

 

 

 

 

 

 そんなことは口では

 

言いませんでしたが、気持ちの中では、

 

自分の出来ることは全然不思議じゃない。自分が

 

そのレベルに達すると当たり前のことになる。

 

そして、こんどはもっと遠くへ飛ばしたいし、

 

もっと数も打ちたいという欲が出てくる

 

わけです。

 

 

 

 

 

しかし、前年にホームラン王になっても、

 

翌年にはまた、ゼロからのスタートですから、「今年も

 

打てるだろうか?」 という不安が常にある。

 

 

 

 

 

 世間は、「今年も王は、ホームラン王を取るだろう」

 

と、思っているわけです。皆さんの期待が

 

大きいければ大きいほど不安も大きいんですね。だから、

 

また練習をやる。自然に練習をやるようになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 いい結果が出れば出るほど、いい方へ

 

いい方へ回っていくわけです。苦しいと

 

思いながらやっていた練習も当たり前のことに

 

なりますし、いい結果が出だすと楽しいものに

 

なっていくんですね...。

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

令和4-3-25

発行:致知出版社

「1日1話、読めば心が熱くなる

365人の生き方の教科書」

より紹介しました。