【まずは寝床、そしてトイレ、
エサ入れも工夫が必要...】
老猫は、1日にしてならず。
あっ、間違えました。
老猫は、一日のほとんどを寝て過ごす。
一番、快適にしてあげたいのが寝床だ。寝床の位置は、
なるべく床からすぐ入れるところに。
高いところで寝るのが好きな猫の場合は、そこへ簡単に
上がれるように、ぐらついたりしない、
しっかりした、段差が低くて上がりやすい階段などを
用意してあげよう。
猫に小判。
猫にまたたび。
寝床の中には、タオルや
クッションなど、厚みのたっぷりした柔らかいものを敷く。
カバーをつけて、こまめに洗濯し、
清潔に保つのを忘れずに。床づれ防止用の
クッションや、湿気をためず、さらさら快適な
寝床づくりに役立つシートなども販売されているので、
上手に利用したい。
老猫は、体温調節が
上手にできなくなるので、夏は風通しのよい涼しい場所に
寝床を移動し、冬はペット用の温かい
マットやカイロなどを入れる。エアコンは室温調節に
使い、風の直接当たる場所に寝床を置かないこと。
犬は三日の恩を三年忘れず
猫は三年の恩を三日で忘れる ...
トイレは、寝床の近くに持ってくるか、
設置数を増やして、行きたくなったらすぐに行ける
ように。入り口が高くて入り温いようなら、
スロープや階段をつけて入りやすくしよう。
かがみ込む姿勢がつらくなってくる
老猫のために、
エサ入れは床にじかに置くより、少し
高さをつけて。
エサは、老猫用のものに替える。
ウェットフードを少し温めてやると、香りが
強まって食欲が刺激されるので、
食欲の衰えを感じたら試して見よう...。
ネコネコアザラク...。
備考:この内容は、
平成22-6-30
発行:日本文芸社
監修者:竹内徳知
発行や:友田満
「学校で教えない教科書
面白いほどよくわかる
ネコの気持ち」
より紹介しました。
ところどころ、ニャンダふるな、
慣用句を、勝手に放りこんだ点、
お詫びします。