かわいいペットとの生活は、あなたの
心を癒やしてくれます。そんなペットと一緒の布団で
寝ることができれば、こんな幸せなことは
ありません。
でも、ちょっと、待ってください。ある雑誌の
アンケート調査によると、実は、ペットと一緒に
寝る人の60%以上が、睡眠を分断された、
寝返りが打てなくて熟睡できない、
明るくなると、同時に起こされる、
といった悩みを
抱えているそうです。
筆者も、猫と暮らしていますが、枕の横に
陣取ったり、布団の中に潜り込んできたり、上に
乗って寝やすいポジションを探したりと、
1ヶ所に落ち着いていてくれません。
寒い季節などは、
アンカ代わりになって良いのですが、
お腹が空けば、ご飯を求めて、ときには鳴きわめき、
気ままに話かけてきます。足で蹴飛ばさないかと、
かなり気を使いながら、寝ていました。
かわいがっている飼い主ほど、ベッドでも、
ペット優先で、自分の動きを我慢する傾向にあります。
自由に寝返りも打てないのでは、睡眠の質は、確実に
下がります。寝返りは、疲れた筋肉をほぐしたり、血液や
リンパ液の流れをスムーズにしたりする
大切な役割があるのです。
筆者も翌朝の仕事が早かったり
するときは、心を鬼にして、寝室から猫を締め出す
ようにしたところ、ぐっすり眠れるようになりました。
大切なペットには、ホットカーペットなどで、
暖かく眠れる寝床を作って上げましょう。
どうしても、添い寝をしてあげたい時は、ペットに
遠慮せず、好きに動くようにしてください...。
備考:この内容は、
2017-5-16
発行:アントレックス
企画・構成・著作:赤池弘行
監修:青山由美子(本町内科小児科クリニック院長・医師)
「ぐっすり眠れる本」
より紹介しました。