「Schiapa Relli」
スキャパレリの作品を特徴づけるものの一つは斬新なデザインの刺繍である。
それらはルサージュなど才能豊かな刺繍職人たちによって製作され、
刺繍の持つ表現の可能性の広さを人々に知らしめた。
また、スキャパレリの作品は同時代の才気溢れる
アーティストたちによって描かれている。
「Iris Van Herpen」
イリス ヴァン ヘルぺン(Iris Van Herpen)は、デザイナーイリス・
ヴァン・ヘルぺンが手掛けるオランダのファッションブランド。
職人による伝統的な手仕事と革新的なテクニック・素材を使った
クリエーションがつくりだす、フューチャリスティックな
デザインが特徴。
「Georges Hobeika」
レバノン出身のクチュールデザイナー、ジョルジュ・オベイカは、もともと土木工学の研究に励んでいたが、アトリエを所有する母親の手助けをするためにドレススケッチを始め、ファッションデザインの世界に興味を持つ。
レバノン戦争のさなかにパリへ赴き、シャネルのインターンとして頭角を現す。その後、ベイルートに戻り、1995年、自身のアトリエを設立。2001年にパリのクチュール・ランウェイでデビューし、女性らしくロマンティックでありながら、エレガントさを兼ね備えたデザインで喝采を浴びた。サウジアラビア、カタール、クウェートの王族をはじめ、世界中に顧客を持つ。
2020-21年秋冬ブライダル・プレタポルテ・コレクションでは、彼が生涯にわたって愛し、影響を受けている自然をテーマに光と夢の世界を展開。繊細な刺しゅうと煌くクリスタルのタペストリーを多用し、エキゾチックな百合と優美な蘭を象徴。彫刻的な美しさで表現している。
「Christian Dior」
当時のコレクションはなだらかなショルダーや細く絞ったウエスト、ボリューミーなフレアスカートといった女性の身体を強調したシルエットが特徴的でした。
この数字の8を描くような女性的なシルエットは、ニュールックとして話題を呼びました。
さらに、シーズンごとにコレクションのスタイルが180度変わるのも革新的でした。
従来のコレクションでは、全体的なシルエットが変わることはありません。
ところが、ディオールのコレクションでは、シーズンごとにシルエットが大きく変わり、その度に注目を集めました。
1948年の「アンボル ジグザグ」は、アシンメトリーな裾のラインなどで「飛翔」や「動き」を表現したコレクション。
1949年には、上半身のボリュームを増やし、ポケットなどのアクセントを多用した「トロンプルイユ ミッドセンチュリー」を発表します。
クリスチャン・ディオールは、「エレガント」をコンセプトに、女性のエレガントを表すデザインを考え続けました。
シーズンごとに新しいデザインを取り入れたのも、女性のエレガントを追求した結果なのでしょう。
「Rahul Mishra」
インドの織物はラーフル・ミシュラの心の中で特別な場所を占めており、
彼の作品の絶え間ないインスピレーションの源となっています。
彼はインドの伝統的な織りと現代的なシルエットを組み合わせて、
インドの豊かな繊維遺産を讃える衣服を生み出しています。
これらのテキスタイルをデザインに吹き込むミシュラの能力は、
現代社会との関連性を保ちながら、自分の文化的ルーツを
受け入れることの重要性を示しています。
「Maison Rabin Kayrouz」
彼が創り出すランウェイでは、人種や年齢もさまざまなモデルが
起用されており、「全ての女性に敬意を」という彼のフィロソフィーが
強く反映されています。
世界の著名人やセレブリティからも多く支持されており、
今注目のブランドとなっています。
ブライダルラインは、モダンでファッショナブル。
遊び心が沢山詰まったコンテンポラリースタイルを叶えます。
バックのロケーションに想像できるのは、リゾートやガーデン。
なのに、ラグジュアリーなメゾンブランドと並んでいても見劣りしない、
存在感のあるウェディングドレスを生み出します。
「Giambattista Valli」
イタリア出身のデザイナージャンバティスタ ヴァリが 2005年に設立したファッションブランド。
1966年ローマ生まれ。80年ローマの美術学校に入学。
86年、ローマのヨーロピアン・デザイン・インスティテュートでファッションを、87年セントマーチンズでイラストレーションを学ぶ。
その後、ロベルト・カプッチ、フェンディ、クリッツアで経験を積む。
95年、エマニュエル・ウンガロで10年に渡り活躍。
2005年秋冬シーズンから自身のコレクションをスタート。
2008年、モンクレールのファーストラインである「ガム ルージュ(Moncler Gamme Rouge)」のクリエイティヴ・ディレクターに就任。
2011年6月、パリのオートクチュールコレクションにて招待メンバーとしてショーを開催。
12月にはパリオートクチュールの12人目の正式メンバーとなる。
一目で彼のデザインと分かる美しいローウエストの切り替えが特徴。
クチュールの要素をふんだんに取り入れ、卓越した色彩感覚とプリント使いで独特の優雅さを披露し続けている。
2014年には2つめのプレタポルテライン「ジャンバ(Giamba)」を設立。
より可憐でよりスゥイート、それでいてとびきりクールなコレクションに高い評価を得る。
「Chanel」
「Alexis Mabille」
「Stephane Rolland」
「Julien Fournie」
「Alexndre Vauthier」
「Rvdk Ronald Vander Kemp」
2020年4月、ロナルド・ファン・デル・ケンプはオランダ・アムステルダムの高級ホテル「デ リューロープ アムステルダム」を舞台に無観客ゲリラショーを開催。アーカイブのドレスやガウンにマッチする豪華絢爛なマスクをまとったモデルたちが、各部屋につきひとりずつバルコニーに登場。“サステナビリティ”と“変化”を象徴した白い旗を振る美しい演出も話題となった。
「Giorgio Armani Prive」
着想源は、1920年代。ポーランド出身の画家、タマラ・ド・レンピッカ(Tamara de Lempicka)のような強い意志を持ち自立した聡明な女性の姿からイメージを広げた。コレクションの軸となったのは、コンパクトでありながら構築的な肩が特徴のテーラリングと、スッキリしたロングラインやふんわりとしたボリュームで描くドレス。夜空をほうふつとさせる黒や深い紺に、鮮やかなピンクとブルーが彩りを添える。
ジャケットは、幾何学模様や東洋的なモチーフを描いたジャカードや「アルマーニ」らしいベルベットで仕立て、クリスタルやスパンコールのパイピングで輝きをプラス。そこに、ラメの入ったシルクオーガンジーや光沢のあるシルクファイユのパンツやスカートを合わせている。一方、ドレススタイルは、クリスタルメッシュを用いたり、全面にスパンコール刺しゅうを施したりしたものから、チュールの上にビーズやクリスタルをあしらったものまで多彩。きらめきながら揺れるビーズフリンジや、立体的な花のディテールも印象的だ。