【その⑥ 口腔ケアで脳も元気】
よく噛んで食べるには、丈夫な歯が
必要です。虫歯や歯周病を予防する
ためん、食後の歯磨きをもちろん、
1日1回は、歯間ブラシで口腔を
ケアしましょう。
そして、自宅でのケアだけでは
歯周病を予防するのは難しいので、
歯科クリニックでの定期的なチェックも
大切です。
最近は、認知症と歯周病の関係が
指摘されているので、その意味でも
口腔ケアは重要です。
歯の表面に付着したプラークの中の
歯周病菌が、歯肉に中に入り込み、
炎症を起こした状態が歯周病です。歯周病菌
や炎症物質は、血流にのって全身に
運ばれ、たどり着いた臓器でさまざまな
悪さをします。
その悪影響は多岐にわたり、認知症
以外にも脳梗塞、心臓病、糖尿病、
肺炎など、全身の病気に関係していると
言われています。
【その⑦ 1日30分のウォーキング】
運動が、ボケ予防にいいことは
たくさんの研究報告から明らかです。
アメリカのピッツバーグ大学で行った
研究では、有酸素運動で、海馬の神経細胞が
増えることがわかりました。
運動の効果は、インスリン抵抗性を
改善して血糖コントロールの状態を
よくする、脳の血流をよくする、睡眠の
質を上げる、ストレス解消になるなど、
認知症予防に役立つものが
たくさんあります。
運動を習慣にしましょう。認知症
予防には、1日に合計30分程度の有酸素
運動がいいとされています。
単に歩くだけでなく、息が上がる
程度の強度が大切です。歩くルートに
坂道や、階段などを取り入れて強度を
上げましょう。
神社の石段や、舗装されて
いない道など、凸凹したところを
歩くと、脳に入る刺激が増えて、より有効です。
ただ、高齢の方は、転倒に気を
つけましょう。
【その⑧ 1日7時間以上の睡眠を...】
睡眠は脳と体の休息時間です。
しかも、寝ている間に認知症の要因と
される物質アミロイドβが、洗い流される。
つまり、脳を掃除していることが
わかっています。
睡眠不足の状態が続くと
脳が萎縮するスピードが速くなり、
認知機能の低下も進みやすいのです。
脳の活性化のためには、1日7時間
程度の睡眠が必要です。寝る前はスマホ
の使用、熱いお風呂、カフェイン、お酒、
激しい運動など、脳を覚醒させることは
避け、リラックスして過ごしましょう。
【その⑨ 前向きな言葉を口に出す】
イライラしたり、我慢したりして
ストレスを貯めるのも脳の大敵です。
ストレスが、かかっているときには、
アドレナリンやドーパミン、コルチゾール
などの物質が分泌されているのですが、
これらが、過剰になると、神経細胞に
ダメージを与えます。
ストレスをためない秘訣は、悲しい
ことや、つらいことではなく、楽しい
ことを考える前向き思考です。物事を
肯定的にとらえる言葉を、積極的に口に
出すようにしてみましょう。
これがホントの、
「航空ケア」ですね。
【その⑩ 一生楽しめる趣味を持つ】
何かを知りたい、やってみたいと
思う知的好奇心は、脳を若返らせる
大きな力になります。東北大学加齢医学
研究所の報告では、知的好奇心が高い人
ほど、加齢による脳の萎縮が少ないことが
わかっています。
知的好奇心を刺激するよい方法は、
楽しめる趣味を持つこと。なんでも
よいのですが、ボケ予防という観点で
挙げると、ピアノをおすすめします。
楽譜を読んで、両手の指を動かし、
必要があれば、足でペダルを踏む、
いくつもの動作が必要になるので、脳も
フル活動することになります。
実際、ピアノを弾くと、右脳と左脳をつなぐ部分
(脳梁)の厚みが増すという報告も
あるくらいです。
また、指先には、たくさんの神経が
集まっていて、指をよく動かすほど脳が
活性化することがわかっています。
昔から「ピアニストは認知症にならない」
という説があるそうです...。
備考:この内容は、
2024-5-20
発行:PHP研究所
「PHPヘルスケア」
より紹介しました。
【筆者の感想】
とってもチテキな内容でしたね。
あの~、パリ五輪を見ながら、
片手間に、ブラインドタッチで、
入力していたので、
3分で仕上げました。
きゃは!
うそつけ!
ジョシバレーと、アベウタ選手が
敗けたので、ショックで、
誤字脱字だらけで、すみません。