天声人語「梅雨の晴れ間に」... | Q太郎のブログ

Q太郎のブログ

パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥

洗濯機の前で洗濯物の匂いに悩むミドルエイジの女性 Stock Photo ...

 

 洗濯機を回すべきか、回さざるべきか?

 

梅雨のこの季節は、刻々と変わる気象情報が

 

気になって仕方ない。

 

 

 

 

 

洗うのを諦めたのに、少し日が差せば

 

悔しい思いもする。

 

 

 

 

 

 

 

広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第48回】箕面と後藤夜半 ...

 

〈梅雨は降るり、梅雨は晴るると いうことを〉後藤夜半

 

 

 

 

 

 

 

 きのうの関東は、梅雨の晴れ間となり、

 

我が家もタオルやシャツを、お日さまに当てることができた。

 

庭のキュウリやトマトも満身に

 

日をあびている、洗濯物が光合成をするわけではないが、

 

何だかエネルギーを吸収しているような。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クララとお日さま』(早川書房) - 著者:カズオ・イシグロ 翻訳 ...

 

 

 英国の作家カズオ・イシグロの近刊

 

『クララとお日さま』は、太陽の恵みを信じるロボット

 

「クララ」の物語だ。「お日さまに出会えた

 

運のいい日は、顔を突き出し、できるだけ

 

たくさんの栄養をいただこうとしました」(土屋政雄訳)

 

 

 

 

 

 自分のエネルギー源である太陽光が、

 

人間の病気も治すと信じて疑わない、だから、病の床に

 

いる少女のため、栄養分を注いでほしいと

 

お日さまにお願いするのだ。雨の季節に読み返すと、

 

クララの思いは、間違っていない気がしてくる。

 

 

 

 

 

 本の表紙にあるのは大きなヒマワリである。

 

「日輪草(にちりんそう)」や「日車(ひぐるま)」

 

の名前もあり、英語では

 

「サンフラワー」。

 

 

 

人々は昔から、そこに

 

小さな太陽を見たのだろう。他の草花を見下ろすように

 

すっくと立つ姿に今年も出会うことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加藤静夫 | 鷹俳句会

 

 

〈向日葵の百人力の黄なりけり〉加藤静雄。

 

 雨でも、それほど冷え込まなくなったのは、盛夏が

 

近づいているからだろう。

 

気がつくと、百日紅(さるすべり)や

 

木槿(むくげ)なども、我が物顔で咲き始めている...。

 

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2021-9-30

発行:朝日新聞出版

著者:朝日新聞論説委員室

「天声人語」

より紹介しました。