ネコが可愛いくなったのは、ハンターだから...?
【あの瞳も肉球も狩りを
成功させるための武器...】
可愛いって、連呼されるけど、
私、狩りもスゴいんです。
大きくてつぶらな瞳、丸みを
帯びたカラダ、ふわふわの被毛、
プニプニの肉球...。ネコは
「何で、そんなに可愛いんだ~?」と、
キレたくなるほど(?)罪深い動物です。
でも、ネコのキュートなパーツは
人間を萌えさせるためのもの...?
では、もちろんなくて、
狩りを成功させるための武器なのです。
まず、ネコのチャームポイントと
いえる大きな目。これは、夜の狩りに
役立ちます。瞳孔(黒目)を
めいっぱい開くことで、目の中に入る
光が多くなり、獲物を見つけ
やすくなるのです。
カラダが丸みを帯びているのは、
狩りのときに、瞬発力が必要だから、
つねに、”猫背”にしておくことで、
獲物に飛びかかるとき、背中が
バネの役割を果たします。
ネコの狩りは、待ち伏せ型なので、
自分の存在がバレないようにする
のも大事。だから、こまめに毛づくろいをし、
できるだけ体臭を少なく
しているわけです。ネコのふわふわで
美しい被毛は、入念なお手入れの
賜物なのです。
あの最高に可愛い肉球も、
狩りを成功させるために、一役買って
います。ネコは獲物を見つけると、
忍び寄ります。このとき、ゴムの
ように弾力性のある肉球が、足音を
消してくれるのです。
ネコの可愛さは究極的!
でもそれは凄腕のハンターとして
進化を遂げたがゆえの姿でも
あるんですね~。
備考:この内容は、
2021-2-5
発行:KADOAWA
著者:ねこまき
監修:服部幸
「猫のヒミツ」
より紹介しました。