【武器は、どちらが強力か...？】
機動戦士ガンダム 1380kw 1900馬力
エヴァンゲリオン 4600万kw 6246万馬力
しかし、出力に関しては、ガンダムは
設定上の数値、エヴァは劇中の
アクションから導かれる数値。
この比較は、公平とはいえないかも知れない。設定の数値と
劇中の事実が乖離する現象は、
アニメでは、しばしば見られるからだ。
それ以前にガンダムとエヴァが
戦うとしたら、素手でとっ組み合うとは
考えにくい。ここは、彼らの基本装備を
比較すべきだろう。
その代表的なものは、「刀剣」である。
ガンダムのビームサーベルは、
普段は、「柄（つか）」だけだが、戦う際にはミノフスキー
粒子のビームが伸びて、刃渡り10mほどの剣となる。
その赤く輝く刃は、金属を溶融させ、蒸発させる。
はじめて使用した際、
ザクの胴体をあっという間に両断していた。
画面で、切断に要した時間を測ると、
ザクの体に触れてから「1.2秒」
ガンダム＆シャア専用ザクbZ4X＋量産型ザクC+pod
これは、ビームサーベルの温度が、
非常に高いということにほかならない。前掲の
（MS大図鑑）によれば、ザクの装甲は、
チタン系の超硬合金。
熱に強い「チタン 100%」の場合で計算すると、
ビームサーベルの温度は、1万5000℃ということになる。
これは、あらゆる物質が、蒸発する温度だ。当然ながら、
エヴァの装甲も蒸発し、
ビームサーベルは、エヴァの体を貫通する。
『シャア専用オーリス』
2013年にトヨタが発表して大きな話題を呼んだ『シャア専用オーリス』。 『機動戦士ガンダム』に登場する赤い彗星シャアの愛機をモチーフにしたデザインを各所にちりばめ、ガンダム世代をはじめ、多くのファンの注目を集めた1台だ。
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「綾波レイ 等身大モデル 181万円」と、声優・林原めぐみさんはいくら？
「きゃは！
Qちゃん、私は、
あなたの人形じゃない！」
「ごめんなさい。こういうとき、
どういう顔をすればいいか、
わからないの」 
一方、エヴァが装備している刀剣は、
「プログレッシブナイフ」。
『エヴァンゲリオン用語時点 第1版」（八幡書店）は、
「高振動粒子の刃で、接触する物体を分子
レベルで切断してしまう武器」と説明している。
「惣流アスカ・ラングレー式波」と声優・宮ゆうさんは？
「きゃは！
あんた、バカぁ～！？」 
「なんとかしなさいよ、
バカQちゃん！」 
惣流・アスカ・ラングレー（そうりゅう アスカ ラングレー、Soryu Asuka Langley）は、日本のアニメーション作品『新世紀エヴァンゲリオン』やその派生作品に登場する架空の人物で、同作のヒロインの一人である。リメイク・リブート作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』においては式波・アスカ・ラングレー（しきなみ アスカ ラングレー）。詳細は#新劇場版を参照。担当声優は宮村優子。
「分子レベルで、切断する」とは、原子と
原子の結合を断ち切るという意味だろう。
その場合も、刃物の常として、自分より、
硬いものは切断できない。これが、
ガンダムに通用するのかどうかは、
プログレッシブナイフと、
ガンダムの装甲である
ルナ・チタニウム合金のどちらかが硬いかに
かかっている。こればかりは、実際に
カチ合わせてみない限り、なんとも言えない。 
「いすず・アスカ」
興味深いのは、2つの刀剣の長さである。
プログレッシブナイフは、ナイフ
というだけあって、刃身が短い。 
使用する
エヴァンゲリオンと比較すると、刃渡りは
推定3.3m。
ガンダムのビームサーベルは、
前述のとおり10mだから、その
1/3しかない 。 
「日産・ラングレー」
う～む。これはどんな戦いになるのだろう？
エヴァにしてみれば、
自分の半分以下の身長しかないヤツが、
自分のナイフの3倍も長い灼熱の
サーベルを持っていることになる。
ヘタに斬りかかると、手をジュッと焼かれる
恐れもあるし、かなり戦いづらいのではないか！？
いずれにせよ、体格や運動能力の比較
からは一転、剣を交える戦いに関しては、
ガンダムがグッと有利になった...。 
備考：この内容は、
2016-12-2
発行：KADOKAWA
著者：柳田理科雄
「空想科学読本 14」
より紹介しました。