「NISSAN スカイラインGT-R」(5代目)
言わずとしれた第2世代
スカイラインGt-Rの
3代目。'99年~'02年の
新車時価格は499.8万円~630万円だったが、
直近の中古車平均価格は
約2,800万円。
走行距離が
極めて少ないVスペックⅡや
Mスペックのニュルは、
総額6,000万円も珍しくない。
走行15万kmを
超えている修理歴あり車でも、
1,600円は下まわらないという状況だ。
このクルマが、北米で大人気
となったきっかけは映画
『ワイルド・スピード』に
登場し活躍をしたから。
しかし、今や、R34型GT-Rは
投機対象にもなっており、
「上物を数年間寝かせた
後で売却すれば必ず利益が出る」
という”商材”になってしまった。
そのため、
価格高騰は、エスカレート
するばかりなのだ。
「HONDA S2000」
ホンダの創立50周年記念
企画として'99年に発売
されたFRのオープン2シーター
スポーツ。
シャシーも
エンジンも、「専用部品の塊」
といえる作りで、車両の製造も
'04年までは、初代NSX用
として建てられた
高根沢工場で行われていた。
そういったマニアックな
成り立ちとパフォーマンスを
備える1台だけあって、
日本国内の価格は、すでに
高騰済み。
新車時価格は338~399万円
だったが、直近の中古車平均価格は
約406万円で、最高値グループは、
700~960万円といったところ。
本年4月に25年ルール
解禁となった後は、海外勢の
バイヤーが、ぶ厚い札束で
もって国内在庫を可愛朝ル
ことになるため、
現在は300万円前後で売られている
平均価格も
上昇するだろう...。
「NISSAN シルビア(S15) (7代目)
'99年1月に発売された
7代目の日産シルビア。前身
であるS14で不評だった
やや大柄なボディは、グッと
ダウンサイジングされ、
ほどよく活発な2Lの直
4ターボまたは、自然吸気エンジンを
搭載するFRクーペ...。
というような存在は、昨今の
新車では希少というか
皆無であるため、当然ながら
その中古車価格は高騰している。
新車時価格は、
177~260.7万円という、
下手をすれば学生でも買えなくは
ンあい金額だったのだが、
cyっ金の平均価格は、約330万円。
走行距離少なめな
ノーマル車に絞って
考えると、その中古車価格は、
400~650万円というのが、
現状だ。
S15シルビアは、3作目の”ワイスピ”
にも登場していることもあって、
今年はさらなる
値上がりを記録するだろう...。
「MITSUBISHI ランサーエボリューションⅥ」
(第2世代)
ランエボⅤをベースに、
細部を熟成させ、同時にWRC'99年シーズンの
レギュレーションに対応するため、
内外装のリフレッシュが図られた
進化版'99年1月に発売。
貯金の中古車平均価格は、
約330万円だが、
「修理歴なしの比較的低走行な
物件」にshボルト、平均価格は
約470万円まで跳ね上がる。
特に'00年1月に発売
された”ランエボ6.5”
こと
「トミー・マキネン
エディション」の経金価格は
約570万円だ。
トミー・マキネン
エディションの
25年ルールが解禁と鳴るのは
'25年だが、いずれにせよ
ワイイルド・スピードの2作目に
「Ⅶ」が登場している
ランエボだけあって、
ランエボⅥの価格上昇トレンドは
終わる理由がない...。
「TOYOTA MR-S」
'99年10月に発売された
ミッドシップレイアウトの
オープン2シータースポーツ。
発売当初は1.8L直
4+5速MTだったが、'00年
8月には5足試験シャル
ミッsyンを追加した。
国内の中古車相場は、
「高騰している」というほど
ではなく、直近の平均価格は
約110万円。
安めの個体
であれば総額70万円前後で
狙える。
しかし、上物の
プライスは200万円を確実に
超えてきており、ほどほど
程度のコンディションでも、
その価格は数年前と
比べて確実に上昇している。
MR-Sは、決して強烈な
エンジンスペックを誇る
クルマではない。だが、今や
稀有な「気軽に乗れる
ミドシップオープン」ということで、
25年ルール解禁後は、
結構な高値となってしまう
可能性は充分にある...。
「TOYOTA セリカ」(7代目)
従来型とは、まるで違う
デザインを伴って'99年9月
に発売された3ドアクーペ。
搭載エンジンは1.8L直4の
1ZZ-FE(145ps)と
2ZZ-GE(190ps)の
2種類で、前者が
「SS-Ⅰ」、後者が
「SS-Ⅱ」というグレード名になる。
ハッキリ言って国内では
人気薄であったため、'20年
前半ころの中古車平均価格は
50万円程度であった。
しかし、その後、じわじわと
上昇を始め、直近の平均価格は
約80万円に。
そして、コンディション
のいい物件は、おおむね
120~200万円が
相場になりつつある。
25年ルールが解禁となっても
爆発的に高騰する
可能性は低いが、「SS=Ⅱ」は、
マニアックなエキゾチック
カーとして北米では局地的な
人気を博すかも?
その場合には、現在でもプチ上昇
気味な「SS-Ⅱ」の相場は、
さらに上昇するだろう...。
備考:この内容は、
2024-5-10
発行:講談社
「ベストカー」
より紹介しました。
【25年ルールだけじゃなくて
”15年ルール”もあった!?】
北米の25年ルールに
ニているが、カナダでは新車
登録から15年を経過した
クルマは、クラシックカー扱い
となり、廃棄不ガス検査や
関税は必要なくなり、右ハンドルの
まま輸入できるようになる
”15年ルール”がある。
カナダでは「左ハンドル」・「右側通行」です。 また赤信号でも右折時に限り、一時停止の後、左右の安全が確認できれば右折できるという独自のルールがあります(ケベック州は除く)。
このため、左ハンドルでなけらば
公道を走ることができないが、
クラシックカーについては、許されている。
北米ほどではないが、カナダでも、
日本車が人気だ...。
「日本の中古車」=良質廉価という
イメージは、多くの国で
共通認識となっている。
備考:この内容は、
2024-5-10
発行:講談社
「ベストカー」
よ紹介しました。