【伐採の危機を食い止めた
地元林業家の思いが繋ぐ、
「1日千本」の吉野の桜...】
「吉野山」 奈良県
山麓から奥山にかけて、下千本、
中千本、上千本、奥千本の順に約3万本の
桜が、開花する吉野山。
義経千本桜や
ホで良しの花見などの逸話が残るが、ある時、
桜伐採の危機に直面、
明治維新のの廃仏毀釈で
蔵王堂信仰が薄れて訪れる人も減り、
大阪商人に桜の木を売却して跡地に
杉・ヒノキを植える計画が上がったのだ。
そんな中、地元の林業家・士倉庄三郎氏が
「時代が変われば、訪れる人も増える。
吉野の桜を守らねば」と力説し、買い上げ金を
肩代わりして売却を中止。
士倉氏の助言通り今や、多くの花見客で賑わう
国内随一といわれる桜の名所となった...。
「下千本エリア」
「中千本エリア」
「上千本エリア」
「奥千本エリア」
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「あさひ舟川 春の四重奏」 富山県
残雪の朝日岳を背景に
春限定の花絨毯が彩る、
花咲か爺ちゃんの奇跡。
船川の堤防1.2kmを彩る約280万本の
桜トンネルは圧巻。1957(昭和32年)
の河川改修の際に地元住民が
手植えをして以降、薄紅色の桜が毎年、
美しく開花する。
いっぽう、地元で最盛期に
約30軒あったチューリップ農家は
いまは、1軒に。
(現在唯一残るチュリストやまざき)
の山崎さんが桜の開花に合わせて、極早生の
チューリップと菜の花を栽培
「花咲か爺さん」と親しまれる
山崎さんの功績がもたらした奇跡の
四重奏に、心踊る春のおとずれを感じて...。
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「フラワーパーク浦島」 香川県
瀬戸内の春風にゆらり。
地域で大切に育てられた
可憐な花姿にキュン♪
うらしまたろう伝説が残る荘内半島の、
穏やかな瀬戸内海を望む花畑。
開花するマーガレットは
地元の小学3年生が10月に植え、
地域住民に寄るボランティア団体の維持管理
によって大切に育てられたもの。
白と黄色のビタミンカラーが元気
いっぱいに咲き誇る約1haの花畑を散策
すれば、これは傑作。
絵本の世界に迷い込んだような
気分に。
背景を彩る瀬戸内海の青と、漂流郵便局で知られる
粟島の緑もまた絶景。
花畑入園は、要予約。
備考:この内容は、
令和6-3-1
発行:RECRUIT
「じゃらん」
より紹介しました。
【おまけ...】
「漂流郵便局...」
~いつかのどこかのだれか宛~
こちらは、届け先の分からない手紙を受け付ける郵便局であり、「漂流郵便局留め」という形で、いつか宛先不明の存在に届くまで漂流私書箱に手紙を漂わせてお預かりいたします。
過去/現在/未来
もの/こと/ひと
何宛でも受け付けます。
いつかのどこかのだれか宛の手紙がいつかここにやってくるあなたに流れ着く。
懐かしい未来への郵便局。
漂流郵便局、開局いたします。