昨今、「猫」を取り巻く環境や
常識が大きな変化を遂げつつ
あります。
「野良猫」は「地域猫」へ、
猫との暮らしも
「放し飼い」から「安全室内飼い」へ、
「愛護ボランティア」は、個人から
行政を巻き込んで社会全体へ。
自身も猫と暮らすNEWS・
小山慶一郎さんが、「もっと
猫を知りたい!」 という想いから
「猫」たちの”今”を多角的に
取材します。
第14回は招き猫
発祥の地といわれる
曹洞宗大●山 豪徳寺を訪ねます。
猫が刻まれた三重塔を参観
しながら古くから続く猫と人の
関係に思いを馳せました。
豪徳寺は、東京・世田谷区の
閑静な住宅街にあります。
松並木を抜け山門をくぐると、
日曜日の撮影だったので、
境内は、たくさんの人が参拝に
訪れていました。
外国の方も多く、
境内には、
様々な国の言語が
飛び交っています。
特に、招き猫が
奉納されている場所には行列が
できていて、フォトスポットと
しても大人気。僕たちも列に
並び撮影しました。
豪徳寺の歴史は、江戸時代に
さかのぼります。
寛永10年(1633年)
に世田谷が、彦根藩の所領地と
なったときに、藩主の
井伊家は、豪徳寺の前身である
「弘徳院」を江戸菩提寺
(葬儀や法要を行う寺)に定めました。
その後、1659年に2代藩主
井伊直考の法号「久昌院殿
豪徳天英大居士」にちなみ、
豪徳寺と改称されたようです。
なぜ、豪徳寺が、井伊家の
菩提寺となったのか...?
きっかけとなったのは、
住職の愛猫「たま」でした。
備考:この内容は、
2024-1-1
発行:辰巳出版
「猫びより」
より紹介しました。