【大げさな名前ですが、
試してみるとクセになります。】
「ネコ好きが開発した
ネコまっしぐらの発明品」
「ネコ転送装置」を、ご存知でしょうか?
床にテープやヒモばどで、輪をつくり、しばらくそのまま
にしておくと、その中に、ネコが入ってしまうのです。
中には、素通りするネコもいますが、
”転送率”は70~80%。
ネコは、縄張り意識が強く、周囲に
見慣れないものがあると、臭いをかいだり、
触ったりしてチェックします。
そして、安全だとわかると、その中に入って居心地を
確認します。
「ネコ転送装置」は、ネコの好奇心と
縄張り意識を利用した遊びなのです...。
【ネコは好奇心に逆らえない!】
ネコは好奇心が強い生き物で、新しいものが好きともいえます。
そのため、新しい家具など見慣れないものに対しては
積極的。そんなネコが、自からの縄張りに突如現れる「転送装置」を
放っておくはずもありません。
入念な調査の末に、転送されてしまうのでした。
【若いネコほど試したがる】
縄張りの新参に対するチェック
行動は、好奇心の旺盛な若いネコほど
マメに行います。
好奇心も薄れた老猫は、なかなか転送を
完了できません。
若いネコも入ってみるも
何もないとわかると、それ以降は
興味を持たないようです...。
【ニャンポイント・メモ】
ネコは比較的視力も低く、色の見分けも
苦手なため、パッと見た限りでは「転送装置」が
何なのか、わかっていない可能性もあります。
そのための確認行動なのかもしれません。
備考:この内容は、
2021-12-6
発行:宝島社
著者:服部幸
「ネコ学大図鑑」
より紹介しました。