【ドライアイス爆発...】 KEY4 34歳 男性
あれは、18歳のころ、高校を卒業して焼肉屋で、
ホールのバイトをしていました。
調理場の方とも仲良くなり、ヒマな時間は、
よく 他愛もない話をしていたものです。
ある日、親会社の誰かからの差し入れで、
シューアイスをもらい、保存用の
ドライアイスが、結構、余っておりました。
最初は水をかけて、とりあえず、
モクモクとやっていたところ、
厨房のチーフが、
それを見て、
「昔、炭酸水を作るのは、ドラム缶みたいな、
容器に、水とドライアイスを入れて、
がらがら回して作ったんだ」
というようなことを言いました。
じゃ、作ってみようと、その辺にあった
空き容器を使って、さっそく実験してみる
ことにしました。
ちょうど、サラダ油の空容器がありました。
ちょっと、弾力のあるやつですね。
水と、ドライアイスを入れて、蓋を
ピッチリと閉めて、
みんなの見守る中、
おもむろに、振り始めます。
最初、みるみる煙が充満していき、
心なしか、容器が膨らんできたなぁ~
ぐらいに、思っていました。
突然...、
破裂音も、何もせず、
コントのような白煙の中、
まったく思考が、できない状態。
だんだん状況が、つかめてきて、
自分の伸ばした腕を見ると、どうやら
飛び散った容器の破片で、無数の裂き傷が
できており、
●が、ダラダラ出ています。
そして、周りで、見ていたチーフを含めた
スタッフのみんなも、同じく呆然。
ほぼ、同じタイミングで、
私の腕に気づき、
「大丈夫かぁ~?」
と、声をかけてくれました。
あまりにも、すごい破裂音というのは、
短時間、聴覚を奪ってしまい、何も考える
ことが、出来なくなるということを、
身を持って勉強した次第です...。
そんな瞬間はまさに、
●ぬかと思った...。
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【転んで人体模型のようになる...】 S藤知美 16歳 女性
私が小学生のときの話です。
冬のとても寒い日に、私と友達は、
学校に歩いて登校していました。
なにしろ、その日は、
本当に寒かったので、私は、両手を、
コートのポケットに入れたまま歩いていました。
もうすぐ、学校に着くという時、
足元に転がっていた石に、つまずきました。
「やばい!早く手を出さなきゃ~!」
と、思ったときには、もうすでに時遅く、
私は、砂利で、ザラザラな道に、顔面から突っ込んで
いました。
隣の友達は、突然のことに唖然とし、
私自身も、すぐには、動けず、しばらく、
そのまま、じっとしていました...。
しかし、学校に遅刻しては、いけないと思い、
顔を上げた瞬間、友達が
「きゃ~! 人体模型みたいよ!」
と、叫んでましたが、自分が、どんな
ひどい状態なのか、わからぬまま、学校に
急いで行きました。
学校に着くと、私の周りは、騒然となり、
急いで保健室に行き、鏡を見たときは、
顔半分が、
●だらけで、ショックで...。
●ぬかと、思った。
あとで、消毒されたときも、あまりの痛さに、
●ぬかと、思った...!
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【少年の心...】 ぼんちゃん 男性 飲食店店長
就職したての頃のことだ。
まだまだ少年の心を持っていた私は、
「カブトムシ」採りを続けていた。
その日も、いつものように、
近所の1本の、「クヌギ」の木に向かった、
当時、携帯電話もなく、タバコを
吸わない私の照明は、唯一、月明かりだった...。
いつもの場所に着くと、これは...?
久々の大きなクワガタのシルエット!
胴体だけで、8センチ以上はあることは、
明らかだ。しかも太い!
「こんな大物、逃すわけにはいかない...!」
小さく深呼吸をし、
ついに右手で、ヤツを捕まえた。
「やった~!」と、思ったその瞬間、
「うっ...!? ぎゃ~っ!」
突然、右手中指に、強烈な痛みが走った。
クワガタだと思っていたそのシルエットは、
「スズメバチ」だったのだ。
しかも、8センチを超えるような、
「オオスズメバチ」。
その後、スズメバチを振り払い、
自転車に飛び乗り、家路を急ぐ。
明るいところで見ると、刺されたその指は、
本当に2倍にも腫れ上がっていた。
その日の夜は、痛みで一睡も、
できなかったことは、
想像にたやすい事だろう...。
●ぬかと、思った...!
備考:この内容は、
2010-12-24
発行:アスペクト
編著:林雄司
「エクストラ●ぬかと思った」
より紹介しました。