れっきとした本線なのに、普通列車が異常に少ないのはどうして...? | Q太郎のブログ

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パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥

 

 

 

 JRの本線と言えば、新幹線との並行路線

 

でもないかぎり、特急列車や、長い編成の貨物列車が

 

頻繁に走っている、といったイメージをもつ

 

のではないだろうか?

 

 

 

 

 一部には、本線の名称を返上しても、

 

おかしくないような、名ばかりの本線もあるが、多くの

 

本線は、上のイメージと、さほど、かけ離れた

 

ものではない。

 

 

 

 

 

 当然、普通列車も、それなりの本数が確保

 

されているように思われよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ところがである。特急列車が、頻繁に通過

 

する本線でも、一部の区間で普通列車の本数が、

 

極端に少なくなるケースがある。

 

 

 

 

 例えば、九州は、日豊本線の佐伯~延岡間。

 

時刻表で下り列車を見てみると、特急列車は

 

定期のものが、14本もあるのに対し、普通列車は、

 

わずかに4本。

 

 

 

 

佐伯~延岡間を通る列車

 

となると、3本しかない。

 

 

 

 

 

佐伯駅で6時23分発の

 

延岡行きを逃すと、17時20分発の南延岡行きまで

 

普通列車は皆無なのである。

 

 

 

 

似たような事例は、他の本線にも見られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 山形新幹線「つばさ」号が、1時間に1本の

 

割合で通過する奥羽本線の庭坂~米沢間も、

 

普通列車の本数は、上り下りとも6本ずつ。

 

 

 

 

庭坂駅から米沢駅に向かう場合、朝8時16分発の

 

列車を逃すと、13時16分まで、待たねば

 

ならない...。

 

 

 

 

田沢湖線の赤渕~田沢湖間も、なかなか

 

凄みがある。

 

 

 

 

本線の名称もなく、幹線とされていないので、

 

異論はあろうが、この線は、ご存知のように

 

秋田新幹線「こまち」号の通過ルートであり、

 

実質的には、本線といっても過言ではない存在だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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赤渕駅から、田沢湖駅へ行こうとする場合、

 

朝5時53分発の大曲行き普通列車を逃すと、次は

 

14時51分までない。そして、その次は18時33分発で、

 

これが、終電となる...。

 

 

 

 

逆の田沢湖駅から、赤渕駅へ行くのも、

 

似たようなもの。6時46分、7時41分と連続して発車

 

するところまではよいのだが、後は、15時44分まで

 

1本も走らない、そして、次の17時12分発が、

 

終電となる。

 

 

 

 

 

 つまり、赤渕~田沢湖間の普通列車は下り3本、

 

上り4本という、実に質素な体制だ。

 

 

 

 

「こまち」号が、1時間に1本走るのに対し、あまりにも

 

差が激しすぎるといえば、そうなのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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どうして、こんなことになって

 

しまったのだろうか...?

 

 

 

 

 その答えは、時刻表の

 

「さくいん地図」にちゃんと載っている。

 

 

 

例に上げた3区間を、「さくいん地図」で、

 

よく、見ていただきたい...。

 

 

 

 

「なるほど、そうだったのか!」

 

 

 

 もう、お気づきのことと思う。要するに、

 

といっても、ナニかを要約するわけではないが、この

 

3例は、県境越えや、都市間のビジネス客を相手に

 

した特急列車ならば、県境など特に影響はないが、

 

 

 

地域の住民、特に高校生などの輸送が

 

中心の普通列車の場合、そうはいかない...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 県境を超えて通学する人など、ごくまれで

 

あるし、お年寄りの通院などの需要も、ほとんど

 

ない。このような要因が、普通列車の本数に

 

現れ出るというわけでもある...。

 

 

 

 

 もっとも、首都圏や関西圏のような都市部では、

 

県境など、あまり関係ないが、地方へ行けば、

 

それが歴然とする。

 

 

 

 

 ただし、地方でも、県同士で、交流の深い

 

ところもある。例えば、青森県の「津軽」地方と

 

秋田県、同じく青森県の「南部」地方と岩手県。

 

 

 

 

そして、県境を超え1つの経済圏を形作っている

 

地域。岡山県西部と、広島県東部の瀬戸内海

 

沿岸部などでは、普通列車の本数による県境現象は、

 

現れにくい...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 このように、時刻表と鉄道地図があれば、

 

県同士の交流の状況まで、ある程度は把握出来る

 

のだから、おもしろい...。

 

 

 

 

 さて、特急列車こそ少ないが、普通列車が

 

頻発している、東海道本線も見てみよう。最も

 

運転本数の少ないのが、大垣~米原間である。

 

 

 

 

 日中は、1時間に2本程度しか運転されていない。

 

 

 

 

「けっこう走っているじゃないか!」

 

 

 

と、思われる人もいようが、他の区間に比べれば、

 

ここだけ、極端に本数が少ないのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 その理由は、もう、おわかりだろう...?

 

 

 

途中の、関が原付近が、岐阜県と滋賀県の県境にあたり、

 

さらには、中京圏と、関西圏の圏境(?)

 

になっているからである...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2009-11-30

発行:KKベストセラーズ

著者:所澤秀樹

「つい誰かに教えたくなる鉄道雑学」

より紹介しました。