「DEBUの喧嘩の巻き添えでクビ」 今は2児のママ 25歳女性
20歳の時、営業の会社に就職した私。
その日は、上司と一緒に、取引先に契約書を
持っていくことになっていた。
取引先の最寄りの駅で、上司と待ち合わせを
するため、ホームで待っていると、何やら
言い争う声が...。
顔を向けると、職業が「力士」と言っても
違和感のないDEBUの3人組が、つ
かみ合いの喧嘩を始めた。
巻き込まれたくなかったので、離れようとした瞬間、
1人が横にいたDEBUを、突き飛ばした。
吹っ飛ぶ DEBU。
同時に、私の背中に「どんっ!」
と、思い衝撃...!
159cmの小柄な私は、
押し出されるように、線路に落下!
突然のことに、わけもわからず
呆然としていると、
「シュ~~...
ゴゴゴゴゴォ~~...」
なんだか音と振動が...。
顔を上げると、電車(しかも通過特急)
が、すぐ近くに来ていた。
その時の私の頭には、なぜか、
「電車事故で、●ぬと、
ものすごい慰謝料がかかる」
という友人の言葉がよぎり、やけに
冷静にホームに上がり、事なきを得たが、
目の前に、電車のライトが見えたときは、マジで、
●ぬかと、思った...。
その後、駅員が大勢やってきて、
3人組とともに、連行された...。
幸い多くの目撃証言のおかげで私は、
無罪放免だったが、上司との待ち合わせには
大幅に遅刻。
契約は、無事完了したらしいが、
私は、スーツが破れていたせいで、
契約の場に立ち会わせてもらえなかった。
翌日、部長に呼び出され、めちゃくちゃ
説教された挙げ句、遅刻した理由を聞かれたので
正直に説明したが、
「そんな馬鹿なことが、信じられると
思っているのか~!?」
と、まったく信じてもらえず、研修期間中にも
関わらずクビにされた、
もう1回、●かと思った。
それ以来、DEBUを見ると、安全地帯を
探す妙なクセがついた...。
備考:この内容は、
2010-12-24
発行:アスペクト
編著:林雄司
「エクストラ ●ぬかと思った」
より紹介しました。