【RSの、ほのかな魅力...】
読者> こんにちは~。
この前、東京ビッグサイトでの
「BMW認定中古車フェア」にでかけ、
初日一番乗り(多分)で
R1100RSの新オーナーになりました。
購入したのは、
'93年のモノショック。
確か、初日の時点でも6台程度しか、
展示されていませんでした。
(うちツインショックは2台
だったと思います...。)
わたしが、RSにまたがってみたのは、
実は、このときが、初めて。2年前までは、
カッコ悪くて、絶対ノリたくない
バイクだと、思っていました。
実際、バイク雑誌の情報どおりハンドルが
すんごく狭くて低い、シートが高い、
座ったままサイドスタンドが出せない。
足がぶつかるなど、第一印象は、
「コイツは、相当、乗りづらいぞ~」
という気持ちでいっぱいの感じでした。
しかも、一緒に乗ったウチの奥様は、
明らかに、
「こんなバイクは、買うな~!」
みたいな明らかに露骨な顔をしており、
目線は、隣に並んでいた
ピカピカの
R1200Cに
注がれておりました。
もし、
「なぜ、RSなの?」と、
聞かれたら、購入理由は、
「軽いから...」
「カウルが大きいから...」。
その程度しか、
言葉にできません。
でも、いつのころからか、
RSから流れ出す
独特のフェロモンが、妙に私の心を
引き付けて
離さなくなったのです。
街で、ちょっといい女を目で
追ってしまうような...
そんな感じかな~。
それだけに理由で、100万円近いお金を出して買った
その日は、ちょっと後悔。
それから納車時の
ディーラー説明で、「基本設計が古いので...」
と、いろいろ説明されて、面倒くさいな~と、
気の遠くなるような後悔。
走り出しでの、ミラーのビビリに、
涙が出そうなほどの後悔...。
ところが、なんだか、乗っているうちに
すごくシックリ来るんです...。
60psのパワーも、狭いハンドルも、
高いシートも、
すべてほどよい感じで、
今まで乗ってきたバイクたちとは、
気負いが違うんです。
ゆとりを持てるって言うか、
「リラックスしてマイペースで行こうぜ!」って、
RSは、私みたいな下手くそなライダーに、
語りかけながら走ってくれるんです。
「次の角を、曲がろう。。。」とか、
「この直線、スピード出してみようよ?」とか、
行動を起こす前に、
準備をさせてくれるバイクだと、
思えてきました。
このまま、末永く
ガレージにいてほしいバイク...
それが、私にとっての
R100RSなのです。
S玉県I間郡 O井真実(32歳)
編集部> R100RSの魅力に
ハマったと言うわけですね?
先月のR100RSの記事でもわかるように
このモデルって、すごく味わい深い
スルメ的要素が、あるみたいですね!?
こりゃ~、私も一度
噛んでみなければ
なりますまい!?
備考:この内容は、
平成11-6-15
発行:八重洲出版
「MOTOR CICLIST」
より紹介しました。