「しまえりこの朗読読み聞かせ」”あのときの王子くん”...その2 | Q太郎のブログ

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あのときの王子くん」が追加されました!|みいみ

 

 

 

それまで、僕は、ずっと、

 

1人ぼっちだった。

 

 

 

だれとも、うちとけられないまま、

 

6年前、ちょっと、おかしくなって、

 

サハラ砂漠に降りた...。飛行機 スライム

 

 

 

ぼくのエンジンの中で、

 

何かが、壊れた...。

 

 

 

 

 

僕には、見てくれる人も、

 

お客さんも、

 

いなかったから、

 

直すのは、難しいけれど、

 

全部、1人で、

 

なんとか、やってみることにした。 飛行機 ハサミ ナイフ 目

 

 

 

それで、僕の命が決まってしまう...。

 

 

 

飲水は、たった、

 

7日分しか、なかった...。

 

 

 

1日目の夜、

 

僕は、砂の上で、眠った。  ふとん1ふとん3 zzz

 

 

 

人の済むところは、

 

はるか、彼方だった...。

 

 

 

海のど真ん中、

 

イカダで、さまよっている人よりも、

 

もっと、1人ぼっち...。

 

 

 

だから、僕が、ビックリ

したのも、

 

みんな、わかってくれると思う...。

 

 

 

実は、朝日が登る頃、

 

僕は、不思議なかわいい声で、

 

起こされた...。

 

 

 

あのときの王子くん8 - ☕️‪‪ 𓈒𓏸 よるの癒しカフェ 𓈒𓏸‬‬ ...

 

 

 

【ごめんください...。

 

「ひつじ」の絵を、書いて!】

 

 

 

えっ!

 

僕に、ひつじの絵を書いて?

 

 

 

雷に、打たれたみたいに、

 

僕は、飛び起きた。

 

 

 

目を、ごしごしこすって、

 

目をパッチリあけた。 歩く  目

 

 

 

 

 

すると、へんてこりんな男の子が1人、

 

思うつめたような様子で、

 

僕のことを、

 

じっと、見ていた...。

 

 

 

後になって、この子の姿を、

 

割とうまく、

 

書いてみた...。

 

 

 

でもきっと、僕の絵は、

 

本物の魅力には、かなわない...。

 

 

 

僕が、悪いんじゃない。

 

 

 

6歳の時、

 

大人のせいで、

 

絵をあきらめちゃったから、

 

それからずっと、

 

絵に触れたことがない...。

 

 

 

なかの見えない「ボア」の絵と、

 

中の見える「ボア」の絵があるだけ...。

 

 

 

 

 

 

 

それは、ともかく、

 

いきなり人が出てきて、

 

僕は、目をまるくした。目

 

 

 

なにせ、人の住むところの、

 

遥か彼方に、

 

いたんだから...。

 

 

 

 

 

でも、男の子は、

 

道を探しているようには、

 

見えなかった...。

 

 

 

 

へとへとにも、

 

ハラペコにも、

 

のどが、カラカラにも、

 

びくびくしているようにも、

 

見えなかった...。立ち上がる

 

 

 

 

 

人が住むところの

 

遥か彼方の、

 

砂漠のど真ん中で、

 

迷子になっている...。

 

 

 

そんな感じは、

 

どこにもなかった...。

 

 

 

やっとのことで、

 

僕は、その子に、声をかけた。

 

 

 

「えっと、ここで、

 

何をしてるの?」 びっくり はてなマーク

 

 

 

すると、

 

その子は、ちゃんと伝えようと、

 

ゆっくりと、くりかえした。

 

 

 

「ごめんください...。

 

ヒツジの絵を書いて」 羊 カラーパレット 鉛筆

 

 

 

ものすごく、不思議なのに、

 

やってしまうことってある。

 

 

 

だから、やってしまう

 

ことってある...。

 

 

 

それで、なんだか、

 

よくわからないけど、

 

人の住むところの、

 

遥か彼方で、

 

●ぬかもしれないのに、

 

僕は、ポケットから、

 

1枚の紙と、ペンを、

 

取り出した... 。メモ

 

 

 

でも、そういえば、

 

僕は、地理や歴史、

 

算数や国語ぐらいしか、

 

習っていないわけなので、

 

 

 

僕は、その男の子に、

 

ちょっと、しょんぼりした声で、

 

「絵心が無いんだ」

 

というと、

 

その子は、こう答えた。

 

 

 

 

 

「大丈夫。

 

ぼくにヒツジの絵を書いて」 ビックリマーク 羊 歩く

 

 

 

ヒツジを書いたことがなかったから、

 

やっぱり、

 

僕の書ける2つの絵のうち、

 

1つをその子に、

 

書いてみせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのときの王子くん~星の王子さま~(1) | おすすめコム

 

 

 

中の見えない「ボア」だった...。

 

 

 

そのあと、男の子の言葉を聞いて、

 

僕は、本当にビックリした。

 

 

 

「違うよ!

 

ボアの中の象なんて、

 

ほしくない! 大泣き 

 

 

 

ボアは、とっても危ないし、

 

ゾウなんて、でっかくて、

 

じゃまだよ。 ゾウ  ヘビ

 

 

 

ボクんち、すごく

 

ちっさいんだ。

 

ヒツジがいい。

 

ボクにヒツジを書いて!」

 

 

 

 

 

 

 

なので、

 

僕は、書いた...。

 

 

 

それで、その子は絵を、

 

じっと、見つめて...、

 

 

 

「ちがう!

 

これもう、病気じゃないの!

 

もう1回!」  大泣き 笑い泣き 

 

 

 

 

 

 

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ Antoine de Saint ...

 

 

 

僕は、

 

書いてみた...。

 

 

 

ぼうやは、しょうがないなぁ、

 

と、笑った。

 

 

 

「見てよ。

 

これ、ヒツジじゃない!

 

”オヒツジだ!”

 

角があるもん」 キョロキョロ ムキー

 

 

 

 

 

 

 

 

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ Antoine de Saint ...

 

 

 

僕は、絵を、

 

書き直した。

 

だけど、前のと同じで、

 

ダメだと言われた...。

 

 

 

「これ、

 

よぼよぼだよ。

 

ほしいのは、

 

長生きするヒツジ」 サンタ

 

 

 

 

 

もう、我慢出来なかった。

 

早く、エンジンを、

 

バラバラにして、

 

行きたかったから、

 

 

 

 

 

 

 

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ Antoine de Saint ...

 

 

 

サッと、こういう絵を書いた。

 

 

 

僕は、言ってやった。

 

 

 

「箱ね。

 

キミの欲しいヒツジは、この中」 羊 四角グリーン 左差し

 

 

 

ところがなんと、

 

僕の小さな審査員くんは、

 

目をキラキラさせたんだ。

 

 

 

「そう!

 

ボクは、こういうのが、

 

ほしかったんだ!」

 

このヒツジ、

 

草いっぱい、いるかなぁ? 拍手 立ち上がる 音譜

 

 

 

だった、ぼくんち、

 

すごく、

 

ちいさいんだもん...。」

 

 

 

 

 

「きっと、平気だよ。

 

あげたのは、すごく小さな、

 

ヒツジだから...」

 

 

 

 

 

その子は、顔を絵に、

 

近づけた。

 

 

 

「そんなに、小さくないよ...

 

あっ! 眠っちゃった...」 よだれ 

 

 

 

 

 

ボクが、あのときの王子くんと、

 

出会ったのは、

 

こういうわけなんだ...。 羊 zzz

 

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

「フリーアナウンサー・

しまえりこの朗読読み聞かせ」

61万回視聴・2年前

”睡眠朗読・星の王子さま

~アナウンサー朗読・

あのときの王子くん~”

より紹介しました。

 

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