今年デビュー45周年を迎えたサザンオール
スターズの動きが、活発化している。
とはいえキャリアに胡坐をかくのではなく、時代の
突端で、新たな音を奏でようとする姿勢は健在だ。
届けられた写真(ヒョ師写真)は、
レkーディング・スタジオに集合した、5人のスナップ
であった。スーツ姿でフォーマルといえばそうなのだが、
ネクタイの首元には、余裕があり、
みなんあ柔らかな笑顔...。
そして4年ぶりの新曲は、すでに皆さんの耳に
届いている「盆ギリ恋歌」で、実はこの作品を皮切りに、
3ヶ月連続の配信リリーズが予定されている、共通した
テーマを持つ”三部作”であり、鍵となるの言葉は
”ふるさと”。今後の展開も気になるところだ。
「盆ギリ恋歌」だが、一言で語るのが難しいほど
スケールの大きな作品だ。
完成したMVを見ると、さらに想いを
強くする。お盆ということでいうなら「愛の言霊
~Spritual Message~」と、多少共通するところもある
(あの作品には”新盆”という言葉が出てくる)が、
今回は、参加型ダンスミュージックとしての魅力に富む。
確かに、恋歌は、恋歌なのだが、”踊り歌”でもある。
まず、タイトルから。”盆ギリ”とは、普通に考えるなら
”お盆まで”ということ。この歌には、「五木の子守唄」
から引用したフレーズも登場する。海の近くで育った
桑田にとって、それは、何を意味するのか?
海水浴に適しているのが、クラゲが出現しないお盆
までで、そこからは秋に向け、砂浜も寂しくなっていく...。
そんな暦のめぐりに、反応してのことかもしれない。
楽曲全体としては、今は●き愛する人が、お盆に
帰ってきて、再び逢瀬が始まっていくという、そんな
ストーリーと、読み取れるので、”もう一度●ぬまで”
”踊り明かそう”という、特徴的なフレーズも登場する。
生への願望がエロスで●へに、それがタナトスなら、
再びこの歌では、エロスが優勢にもなっている。MVを見ると、
さらにその思いが、実写で迫ってくるのである...。
ただ、もう1つ重要なのが、”ギンギラ”、”シッポリ”
”ほんにゃら”、”ぼんぼり”のような、歌にたびたびと登場
する擬態語たちだろう。
これらが、実にリズミカルに
作用し、聞いて思わず腰の当たりがうずき、理屈を超えた
ところで、ノリノリになる...。
実は、「盆ギリ恋歌」のMVを、見た人たちから、
メンバーやダンサーのように踊りたいという要望も多く、
いま現在は、”盆ギリ踊り”と称された「振り付けダンス
動画」という公開にも至っている。MVでは、おわら風の盆と
いうか、阿波おどりというか、編笠のダンサーたちが
印象的だった。
昨今、ポップ・ソングが、ダンス・カルチャーと
マリアージュし、さらなるポピュラリティを得ることが珍しく
ないが、「盆ギリ恋歌」も、さらなるムブメントとなる
可能性を秘めている、
すでに、発表されている「茅ヶ崎ライブ2023」
4DAYS(19/27(水)、28(木)、30(土)、10/1(日))では、
ステージと客席が一体となる姿が観られそうだ。
今回で3度目、前回からは10年ぶりに「茅ヶ崎公園球場」
で、開催されるライブとなるが、いま現在、45周年の
彼らを生で観られる、唯一の機会である。
どんな内容となるのだろうか? 8/2には、第2弾
新曲となる「歌えニッポンの空」もリリースされ、ライブ
開催当日までには、
3ヶ月連続配信リリースの最後の
1曲もそろっているはずなので、2023年のサザン
オールスターズンの、音楽性ということでは、”より” おNEW”
な部分が示されたセットリストになりそうだ。
せっかく、区切りの年であり、また、今回は、最新アルバム
を引っさげてのライブではないので、これまでの彼らの
代表曲・人気曲が、ふんだんに演奏される確率も高い。
一方、場所が茅ヶ崎であることを考えれば、
「茅ヶ崎に背を向けて」や
「HOTEL PACIFIC」など、土地に
ゆかりのある歌が、選ばれるのか、やらないのか?
ちなみに、前回、2013-8-31と 9-1の
「灼熱のマンピー! G★スポット解禁!」では、このコンサート・
タイトルであるし、むしろ、あの曲がメインともいえる
2台の山車によるスペクタクルな演出だった。
今回はなんと、「茅ヶ崎ライブ」のライブ・
ビューイングが行われることが、決定した、チケットを
入手できなかった方、遠方からで来場を見送っていた
方にとって、この上ない朗報と言えるだろう...。
デビュー日YouTubeにて、プレミアム公開
された「サザンオールスターズ45周年! 感謝の”45曲”」
ライブ配信特番「それ、何年? そうねだいたいね~
on YouTube」を観てもわかるように、サザンの
ライブは、映像でも迫力十分で、あることは実証済み。
ライブ・ビューイングのチケットをゲットして、
全国各地で、茅ヶ崎ライブの興奮と感動を
体感しよう...!
備考:この内容は、
「2023-9-14号
月間ローチケ」
より紹介しました。