ビー●たけ●「貧乏こそ救いの道」... | Q太郎のブログ

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パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥

 

 

 

それにしても、図々しい若者が多いな。

 

金もらって、なおかつ、心地よくならなきゃいけない

 

というんだから、「おめかけ」さんだって、もっと、

 

大変な仕事だよ。

 

 

 

 

それを、普通の仕事で、金を

 

もらって心地よくという根性が、たまらないね。

 

 

 

本当は、就職なんてできなねぇだろう、てやつが、大手を

 

振って就職できてしまう時代だから、

 

こんなふざけたことを、言い出すんだ。

 

 

 

 どこの国の労働者だって、食べるために

 

仕方なく働いているわけだろう、日本の若者は遊ぶ

 

ための資金稼ぎのアルバイト先には、ことかかない。

 

 

 

 

仕事がきつかったら、すぐやめりゃいいんだ

 

からね。全く働きたいときに働き、遊びたいときに、

 

遊ぶというマルクス先生の考えた理想社会が、

 

このニッポンで、実現したんだよ。

 

 

 

 オイラの就職のスタートは、浅草の

 

スト●ップ小屋、フランス座のサラリーマン。照明係。

 

でも、結局、自分が入りたいとか、そこで

 

夢がある所にいれば、踏まれようが、謝られようが、

 

何されても、いるもんだよ。

 

 

 

 

 

 オイラのお笑いの弟子に、

 

「お前、生きがいは、何だ?」と、聞いたら、

 

「そんなこと、考えているヒマ、ありませんよ!」

 

って、言われるって。

 

 

 

1日も早く、這い上がりたいと

 

思っているだけだもの。

 

 

 

 

「元気が出るテレビ」で、”東大に入ろう!”

 

って、いう企画をやって、東大を目指している

 

連中をいっぱい集めた。

 

 

 

 

みんな必●になって、勉強

 

しているヤツばかりなんだ。

 

そいつらには生きがいも

 

くそもない。初めっから

 

疑問がないんだ。

 

そんなこと、どうでもいい。

 

 

 

 

 

 ところが、もっと、落ちちゃって、

 

大東文化大学とか、どっか適当に

 

入れねぇかな? と、思ってる

 

ヤツがいる。

 

 

 

そいつらは、うるさいんだよ。生きがいとか。

 

学校ばっかりが、人生じゃない

 

とか、妙な理屈を、もう、何でもにいっぱい知っている。

 

ダメなやつほど、理由はいっぱいあるんだね。

 

いいやつには、全然、理由は無いんだよ。

 

 

 

 

 

 オイラも、貧乏だったけど、好きなことをやるから、

 

好きな事以外で、金はほしくないと

 

思っていたから、必然的に貧乏なだけだった。

 

好きなことをやるためには、あえて、コメ代以外

 

には、働かない、

 

 

 

 かえって、そのほうが、餓●にするまで

 

耐えるんだ。コメを、みんな食っちゃって、最後に、下に

 

敷いている新聞紙の裏まで見たら、コメ粒があった。

 

それを、まとめて取って、かっぱらってきた

 

シャケの缶詰の、中身を半分出して、ご飯を

 

そこに入れて、炊いちゃったりしたんだよ。

 

 

 

 他人が見たら、みじめだなぁ、と思っても、本人は、

 

みじめじゃないんだ。貧乏だって、何のための貧乏かって、

 

いう問題がある。

 

 

 

 ほんのつい最近というか、それこそ昭和9年、10年

 

ぐらいなんていうのは、日本でも、農村は

 

大飢饉で、もう娘は売りに出すわ、

 

とんでもない貧乏があった。

 

 

 

 

 ひどいときになったら、子どもを●▼■して、売って、

 

食っちゃってるんだから、そういう

 

修羅場から、なんだか知らないうちに

 

暖衣飽食の時代になっちゃったんだから、若者が弱く

 

なるのも、当たり前だよ。

 

 

 

だから、貧乏の差があるなんて、

 

妙な不満に、なるんだね。

 

 

 

 ところが、片方は、ものすごくいい生活で、

 

こっちは、自分の娘まで売って食べているような貧富の差の

 

あるときは、貧乏でも、たくましく生きられる。

 

 

 

それが、今の子どもは、「あいつは、コンピューター

 

ゲームのソフトのいいのを買ったけど、オレは

 

買えない。自●しようと」、って、そのぐらいで、弱くて

 

●にやすい。

 

 

 

 要するに、貧乏の差っていうのは、圧倒的な差

 

だったら、問題ないけど、今ぐらいの、手が届きそうな

 

差っていうのが、危ういんだよ。

 

 

 

 もしかすると、富の方に、なるんじゃないかってぐらいの差、

 

それは、手に届きそうか、持ってないかぐらいの

 

差が、一番危ない、ジェット機を持てて、オレは

 

持ってないって言うんだったら、ショックでも、

 

なんでも無い...。

 

 

 

 

 サラリーマンというのは、他人が課長に

 

なりゃ悔しがるけど、社長になっちゃうと、悔し

 

がらない。あらゆることがそう。ちょびっと上に

 

出ることが、一番憎たらしいんだよ。ちょびっと

 

差があると、大喧嘩になったり、●し合いになる。

 

 

 

 

 

 明治生まれの我々の父親とか、母親ぐらいの

 

世代は、そういう圧倒的な差のある時代を

 

過ごして、なおかつ、関東大震災があって、東京

 

大空襲があってと、いう中を生き抜いてきた。

 

ところが、そういう人たちのほうが、社会とか生活に

 

不満を言わないんだよ。

 

 

 

 

 おふくろなんか、「今はいい時代になったね」、

 

としか言わない。昔、貧乏してたときも、

 

「いいんだよ、これで、暮らせるんだから...。

 

親子3人、ちゃんと、暮らせれば」って。

 

 

 

 

ホントは、ちゃんと、暮らせてねぇんだよ。飢え●に、

 

しかかっているんだけど、暮らしてるって、

 

言い聞かせて生きてきたんだ。

 

 

 

 

だから、社会に不満とか、

 

いっさい、言わないものね。

 

 

 

 

 

 そういう人たちが、残してきた財産に対して、

 

今、バカヤロウどもが、不満たれてるわけ

 

じゃないか。そんなものを、何で、わざわざ取り上げて

 

やらなきゃいけないんだ。

 

 

 

 

 よくもっと、意見を聞いてくれれば、とかいう

 

やつがいるけれどもさ、それはお前の意見が

 

くだらないからであって、聞く必要が無いからなんだよ。

 

だいたい、文句を言うと、わかっていて、誰が

 

聞きに、行くんだ...!?

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

平成6-9-15

発行:新潮社

著者:ビー●たけ●

「みんな自分がわからない」

より紹介しました。