同居猫・小雨が綴る
キョーコさんとの
ふたり暮らし...
一番大きな真っ赤なスーツケースに
たくさんの荷物を詰めて、
いるキョーコさん。
映画の撮影で
長いこと京都に、滞在するんだ
そうです...。
「ごめんね。小雨。ひと月くらい
留守にするけど、
ハーちゃんが、来てくれるから、
2人で、仲良く待っていてね。
お土産買って来るからね...!」と、
名残惜しそうに、
小雨をギュウギュウと
抱きしめた後に、
京都に旅立って行きました...。
京都って、テレビで見たことがある、
お寺と桜と舞妓さんと
時代劇あるんだよね。
美味しいものも、たくさんあるんだって
キョーコさんが言ってた。
最近、太り気味のキョーコさんが
これ以上、太らないことを祈ります。
メタボの小雨に言われたくないと、
キョーコさんは、思うかもしれないけれど...。
しばらく、キョーコさんの
おなかの上で眠れないと思うと、
少し淋しいけれど、キョーコさんが、
お仕事をしてくれないと、小雨も
幸せに暮らせません。
キョーコさんのお腹のクッションよりも
さらにフカフカの高級な
ウォーターベッドみたいな
ハーちゃんのお腹の上で、
おとなしく待っていようと思います...。
淋しがり屋のキョーコさん、
小雨がいなくて大丈夫かな?
そうだ!
毎晩、夢の中に会いにいけばいいんだ!
夢の中で一緒に金閣寺や、
銀閣寺を、お散歩しましょうね...。
備考:この内容は、
2011-5-7
発行:角川マーケティング
著者:小泉今日子
「小雨日記」
より紹介しました。