【お手製毒ガスあびつつ靴を洗う...】 24歳 女性 美容師
小学生のころ、「自分の靴くらいは、
自分で洗いなさい」と、母親にきつく言われてた
私は、日曜日になると、お風呂場で、ゴシゴシと
運動靴を洗っていました。
ある日、ひらめいた私は、お風呂に、
家中のあらゆる洗剤を集めました。
だいたい30分くらい、かかる靴洗い。
強力な洗剤を作れば、10分くらいで済むはずだ。
そう思ったからです。
まずは、洗面器に洋服の粉洗剤をイン!
そして、”バスマジックリン”をイン! まだまだいくぜ。
水気が足りないなどと、”ママレモン”を大量にイン!
香りを追加したいかも?と、シャンプーイン!
最後は、ふんわりとしたいから、
もちろん、柔軟剤もイン!
それを、少しのお湯で溶かす...
完成したニュー洗剤で満足げに
ゴシゴシ洗う私。
やっぱり汚れも、早く落ちる。
これは、大発明だ。毎週、この方法で
洗おう! と、いい気になっていた私。
鼻を刺す強烈な異臭に、気づいたのは、
洗いはじめて15分ぐらい経った頃でした。
のどが痛いし、体の様子もおかしい。
なんだか、気も遠くなってきた。
それでも気にせず、なんとか、洗い終えました。
キレイになった運動靴を見て、
ほめてくれる母親。
嬉しい私は、毎週、あらゆる洗剤を
密閉された空間で、混ぜ混ぜするのでした。
こんな子どもがいるから、消えない
「マゼるな危険!」の文字...。
一歩間違えたら、○んでいたかも、
お手製の毒ガスで?
○ぬかと、思った...。
テヘペロ...。
備考:この内容は、
2010-7-22
発行:アスペクト
編著:林雄司
「○ぬかと思った 8」
より紹介しました。