「東京ゲームショウ」
それから はや4年が過ぎた。最近は、職業
アンドロイドを全うしながら旅をして、
その様子を撮影し、YouTube に投稿するという
生活をしている。
「アンドロイドだけでも、キャラが立っているのに、
なぜ旅までしているのか...?」
そんな風に言われたこともある。
でも、旅に出ることには、私にとって
自然のものだった...。
「7/19発売 ケツメイシ ”はじまりの予感” MV 」
学生時代からバイトしてお金を貯めては
旅に出ていた。それが就職活動の役にも
立たないと言われても、たとえ人生観が変わらなくても、
ただただ、好きだったのだ...。
(インドに行っても結局、人生観は変わらなかった)
基本、1人の私の旅のスタイルは、
「騒がない。しゃべらない。
大げさなリアクションをしない。」
今の社会の状況にすごく合っている気がする。
口下手な私にとって、しゃべらないという
制約は逆に心地よくて、アンドロイドは私に向いている
生き方なのだと、たまに思ったりもするほどだ...。
「beautiful woman のピン...」
訪れる先も、いわゆる観光地として大々的に
パンフレットに載っているような場所ではなく、
どらかというと、マイナーな場所が多い。
山奥の温泉、廃れた商店街、遊郭跡など、
かつての面影がわずかに残る独特な
空気感に魅力を感じてしまうのだ...。
私はいつも静かに 静かな場所で旅をしている。
この本は私の YouTube チャンネル
「散歩するアンドロイド」で訪れた場所や、思い出の
食べ物、人との触れあいなどを書き綴った
フォトエッセイだ...。
「デニム ファッション」
動画では、断片的にしか見せられなかった
旅の出来事や、その土地を訪れて思い出した
過去の記憶、今まで語ることがなかった自分自身の
ことなどを 「アンドロイド」として、時には
「SAORI」として、私なりの言葉で
本にしたためた...。
静かで派手さはない旅だけれど、あなたにとって
一緒に旅に出ているような そんな本に
なってくれたら うれしく思う...。
備考:この内容は、
2022-1-26
発行:KADOKAWA
著者:SAORI
「散歩するアンドロイド」
より紹介しました。