「必ず、夜10時に寝て、朝6時に起きる」
などと、決めつけている人がいます。
規則正しい生活習慣は
それはそれで良いことなんですが、
「決めているから必ず布団の中に入る
のだけれど、なかなか
寝付けなくて...」
「いつもと同じように寝ているのに、
最近、眠りが浅くて熟睡できない」
という悩みを、抱えている方も、
意外と多いのです...。
眠くないのに布団に入ると、眠れないことで
頭がいっぱいいっぱいに、なってしまい、
「また、眠れないかも...?」
「ぐっすり眠れない」など、
不安が募って、ますます眠れなくなりがちです。
これが続くと、
「布団の中 = 眠れない場所」という
強迫観念が生まれるようになり、
ひどい場合は
不眠症になってしまいます。
このようなときは、朝起きる
時間だけを決めて、眠くなるまで
布団に入らないようにします。
意外と簡単に熟睡できるようになります。
就寝時間は、あくまで目安にして、
その日の眠気に応じて、メリハリを
つけるようにしましょう。
「6時間以上寝ているはずなのに、眠りが浅い」
と思った時は、積極的に遅く寝て、
そして、いつもより早起きを
心がけてみてください。
あくまで、いつもより30分から
1時間程度の、「遅寝早起き」です。
起きている時間が、長かった分、
あなたにとっての睡眠の必要性(睡眠圧)
が高まり、熟睡できるようになります。
布団の中に入っている時間を減らし、
「布団の中 = 眠っている時間」に
近づけることを、「睡眠時間制限法」というそうですが、
こうなることで、睡眠時間が、多少短くても、
熟睡感を、得られるようになります...。
備考:この内容は、
2017-5-16
発行:アントレックス
「ぐっすり眠れる本」
より紹介しました。