よかれと思ってやったつもりが、科学的には大迷惑...その3 | Q太郎のブログ

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鋼の錬金術師~名言集~ : アニメの名言集

 

 

 

第⑤位 「鋼の錬金術師」

 

 

エドワードが、トロッコいっぱいの石炭ガラを金に!

 

 

 

 

 

 

 

 エドワード・エルリックは、国家錬金術師。

 

弟のアルフォンスとともに、母を生き返らせるため、

 

そして、失った自分たちの体を取り戻すために

 

「賢者の石」を探す旅を続けている。

 

 

 

 不正や横暴に、

 

あえぐ人がいると、救いの手を差し伸べるが、

 

それでも、錬金術の大原則である「等価交換」

 

という姿勢は貫き、ただで救うことはしない...。

 

 

 

 

 

 

 

鋼の錬金術師 第7話| バンダイチャンネル|初回おためし無料の ...

 

 

 

 

 旅の途中で2人は、ユースウェル炭鉱を訪れる。

 

炭鉱の人たちは、重税と低賃金に苦しんで

 

いた。街を統括する軍人・ヨキが、炭鉱経営の

 

全権をも握っていたからだ。

 

 

 

2人が滞在する間にも、

 

ヨキの横暴は繰り返された。

 

 

 

 

 静かに怒りを燃やしていたエドワードは、

 

ついに行動に出る。国家錬金術師の禁忌を破り、

 

トロッコいっぱいの石炭ガラを「金」に変え、

 

その金塊で、ヨキから炭鉱を買い取って、経営権の権利書

 

を、街の人にわたす。等価交換の対価は、

 

「1泊2食2人分の料金」だった...。

 

 

 

 

 この胸にしみる話の、どこが問題なのか?

 

それは、石炭ガラを金に変えたこと。もちろん、

 

国家錬金術師法に触れるからではなく、科学の話だ。

 

 

 

 石炭ガラから金を作ったということは、

 

石炭ガラに含まれる、炭素、ケイ素、酸素などの元素を、

 

別の元素である金に変えたということだ。

 

 

 

元素の種類を変えるには、エネルギーが必要であり、

 

反応の結果、投入したエネルギーより大きな

 

エネルギーが出てくることもある。

 

 

 

 そして、炭素、ケイ素、酸素が、

 

金に変わる反応では、莫大な

 

エネルギーが出てきてしまうのだ。それは、熱に

 

変わって空気中に放出され、大爆発を引き起こす!

 

 

 

 

 

 アルフォンスの見立てでは、石炭ガラは

 

「1tか...2tくらいあるんじゃない?」という量

 

だった。そのうち10%が炭素で、残りが、ケイ素

 

だったとすると、爆発の規模は、1tの

 

とき、ビキニ水爆 0.5発分、2tだったら 1発分!

 

 

 

 

 

 もちろん、物語では、そんな爆発は

 

起こらなかった。

 

 

 

 

おそらく、エドワードは、元素の種類を

 

変えられるだけではなく、エネルギーを操作する

 

こともできる...

 

のだろうなぁ。

 

 

 

 アインシュタインの相対性理論によれば、

 

エネルギーは、物質に変わり得る。

 

石炭ガラ 1tから、作ったビキニ水爆 0.5発分の

 

エネルギーは、328gの金になります...。

 

 

 

 

 

鋼の錬金術師は新旧アニメどっちが面白い?違いや見る順番を解説

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2016-3-25

発行:KADOKAWA

著者:柳田理科雄

「空想科学読本 17」

より紹介しました。