芸能人という肩書を外しても、広末涼子には
潜在的な「好感度」が、たっぷりあるように思う。
少なくとも、こんな娘がいたら、楽しいだろうとか、
こんな姉がいたら、頼もしいだろうとか、割と真剣に、
考えてしまう人は多いのではないだろうか?
たとえば、アイドル歌手の笑顔が、
テレビカメラのためだけ
に、不自然に作られているのかどうか、今の視聴者
は、けっこう鋭く見抜く。
それが、テレビっ子第2世代が、
チャンネル主導権をにぎっている時代の
「洗練」というものだ。
しかし、いうまでもなく、
好感度の最大の受け手たちは、彼女の同世代だ。という
わけで、学校で、末広の素顔なのだが、おちゃらけた
面があって、小学校時代は、「よしもと興行に行ったら?」
と、言われていたのだという。
広末> 街なかの学校で、子供が少ないから、たまたま私の
学年は、1組しかなかった。ドーナツ化現象なんです。
1芸があるとか、そういうんじゃないんだけど、ふつうに
話したりするときとかでも、ボケやツッコミを
けっこうやってた。
単純に、そういう性格なんだと
思います。
いまも、人を笑わせたいとか、そういうのは
どこかでありますね。なにかこう、自分が、苦しい空間に
いたくなかったんです。
6年生になっても、男の子に肩車してもらってて、
すごいいたずら好き。計画して、先生の前で、男の子
のズボンを下げた事があるんですよ。
ちゃんと、ズボンの下に体操服を、履かせているんですけど、女の
先生が「キャ~!」とか、言っちゃって、すごい楽しかった(笑)。
そういうことが、色々あります。
クラスのリーダーというのも、
違うんです。6年間
一緒だから、みんなが、どういう正確だか、わかっちゃてる。
誰かが、飛び抜けてるとかじゃなくて、
男の子も、女の子もないんです・・・。
備考:この内容は、
1998-4-30
発行:集英社
発行人:山下秀樹
著者:広末涼子
「No Make 広末涼子写真集」
より紹介しました。