【みぞおちをゆるめるポイント】
① みぞおちのコリをチェック。
手で、みぞおちを強めに
押した時に、苦しい人は、
みぞおちにコリがあります。
長時間、同じ姿勢でいる人や、
ストレスの多い人は、コリがちです。
② 横隔膜に、
手を当ててほぐす。
肋骨の下側、骨が「ハ」の
字になっている部分を、内側
から覆っているのが横隔膜。
手を当てて指を入れ込み、
コリをほぐします。
③ 自然呼吸を意識する。
がんばらず、ゆっくり静かな
自然呼吸によって、横隔膜は
ゆるんで大きく動きます。
力んだ呼吸では、横隔膜は
どんどんガチガチに...。
【疲れにくく、やせやすいカラダは、
動きの良い横隔膜がつくる】
「呼吸をしていても、息を充分に
吐いたり吸ったりできない。”プチ酸欠”
状態になっている人が多くいます。
脳に酸素が行き渡らないので、自律神経の
動きが悪くなり、疲れや
ストレスがたまりがちになります」と、
整体師の永井●さん。
”プチ酸欠”は、
カラダを太りやすくもするそう...。
「呼吸に大きな影響を与えるのが、
横隔膜です。横隔膜は、カラダを上下に
分けるように広がる筋肉。大きく動く
ことで、肺は、たっぷりと酸素を出し入れ
できますが、コリがあると動きが
悪くなり、呼吸が不十分に。内蔵の
働きも低下し、代謝がおちます...」
この横隔膜のコリは、手をみぞおち
に当て、カラダを倒すだけでほぐせます。
「みぞおちに集まっている。横隔膜を
ゆるめる神経を刺激できるんです。
横隔膜のコリが、リセットされると、
呼吸が深くなり、代謝がアップ。
連動する横隔膜や腸腰筋も活性化
します。
横隔膜の動きを改善し、ストレスも
ポッコリ、お腹も解消しましょう...」
【自然呼吸が続いて
心が落ち着く】
呼吸の質が上がる
メンタルが安定する。
深呼吸や腹式呼吸を意識すると、余計な力が入ります。
理想の自然呼吸は、ゆっくりしていて無理がない、
睡眠中の「寝息」。
胸もお腹も、柔らかく動き、
深い呼吸が、自然と続くのが、
特徴。ストレスや不安を緩和する、
質の高い呼吸でもあります...。
【チョップを、スタンバイ】
① 肋骨の下に、
手を密着させる。
イスに座り、ひじを曲げて手をカラダの
前側に。
手のひらを上に向け、両手の小指
側を肋骨の下の「ハの字」の部分に、
密着させ、吸えるだけ、
たっぷりと息を吸う...。
② 息を吐きながら、
カラダを倒し、息を吐き切る。
手を肋骨に当てたまま、上体を前にゆっくり
倒しながら、細く、長く、「フォーッ」と、息を吐く。
10秒間かけて息を吐き切り、息を吸いながら
カラダを倒す。
①~②を、3回、繰り返す。
【ポイント】
手を挟み込むように
差し入れていく。
手は、お腹と太ももで挟む。
さらに、苦しくなる手前まで、指先を
肋骨の下に、差し入れていく...。
備考:令和54-4-14
発行:世界文化社
「からだにいいこと」
より紹介しました。