「マニ車」
【幸せの国の信仰と、住民に触れてみよう...】
観光で、まず外せないのが、仏教国家ブータンの
お寺。ブータンで信仰されているのは、
チベット仏教だ。
「映画 リトル・ブッダ」
日本の壁画や仏教と、違って、
非常に鮮やかで迫力がある。パロの
周辺には、林の中で静かに佇むスリ・ゾン
(僧院)、映画「リトル・ブッダ」の
ロケにも使われた
リンプン・ゾン、
国立博物館となっている
タ・ゾン、ブータン最古の寺キチュ・
ラカンなど、様々な寺院があって、それぞれの持つ
空気感の違いを感じることができる。
青空に映える白い壁と、そこに流れる時間の
流れや、静寂を肌で感じながら、自分にとっての
本当の幸せをイメージしてみよう。きっと、
大切なことに、気づけるはずだ...。
そして、せっかく来たのだから、お祈りしている
人たちを真似て、回転させただけで
経を読んだことになる「マニ車」を回してみたり、
全身を地面に投げ伏す、五体投地を体験して
みよう!
隣で祈っていた、おばあちゃんと、微笑みあえば、
心がほっこり安らいでいくだろう...。
町というには、牧歌的すぎる中心街に行けば、
昔から変わらない衣装を着た人々が、
驚くほどゆっくり歩いている。
急いでいる人なんて
ほとんどいない。マーケットには、
目の前にいるおばちゃんの手で、作られた野菜や
民芸品が並ぶ。農村に、足を伸ばせば、
険しい山々をバックに、棚田が広がる
景色に息を呑む...。
協力して農作業に勤しむ姿、
日に焼けた子どもたちの笑い声。そこに暮らす
人々は、ほぼ、自給自足で生活して
いる。私たち日本人が
西洋文化とともに、無くして
きたものが、ここにはある...。
彼らを見ていると、
どこか懐かしく、ときに憧れとして
映るだろう...。
備考:この内容は、
2011-6-28
発行:A-Works
「地球でデート!
LOVE TRIP GUIDE」
より紹介しました。