四国にはどうして本線と名乗る線路がないのか...? | Q太郎のブログ

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 四国鉄道 に対する画像結果

 

 

 

 JRの線路は、「線路名称」上、「本線」と、

 

ただの「線」で構成されているという話であったが、

 

例外の存在する。

 

 

 

「さくいん地図」で、四国を見ていただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 JR四国には、予讃線、内子線、予土線、

 

土讃線、高穂線、鳴門線、徳島線、牟岐線、

 

本四備讃線(児島ー宇多津間がJR四国に

 

帰属、旅客案内上は、瀬戸大橋線)の9路線が

 

存在する。

 

 

 

 もう、おわかりおように「本線」を名乗る

 

線路が皆無なのである。これでは、どれが、

 

親分で、どれが、子分なのか、皆目、見当がつかない。

 

 

 

 ところが、国鉄時代の時刻表を見ると、

 

予讃本線、土讃本線、高徳本線、徳島本線と、

 

4つの線に「本線」の名が見られる。

 

 

 

 これは、どうしたことなのだろうか?この

 

4線には、親分としての器がないので、子分に

 

格下げでもされてしまったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメ列車 に対する画像結果

 

 

 

 まあ、そんなことはあろうはずがない。

 

なんだかんだ言っても、この4線は、今でも

 

四国島内の、れっきとした幹線である。

 

 

 

 JR四国によれば、民営化後、はたして、

 

「本線」と、ただの「線」を、区別する必要が

 

あるか疑問を抱いたという。

 

 

 

 たしかに言葉からすると、「本線」は、「線」より

 

優越した存在であるかのように受け取れる。

 

 

 

しかし、JR四国にしてみれば、四国島内の

 

すべての線路が大切な住民の足に変わりなく、優越

 

うんぬんを言うのならば、すべてが「本線」と

 

なってもおかしくはない。

 

 

 

 であるならば、と、JR四国発足以来、1年後の

 

昭和63年6月に、「本線」という名称を廃し、全線

 

を「線」で統一したというわけだ。(「線路名称」

 

上での表記「事業基本計画」の「営業線名」

 

と、一致させたという見方もできようが。)

 

 

 

 

 

 国鉄時代のしがらみを、一掃する意味もあった

 

のだろうが、

 

いずれにしても、JRグループの

 

中では、最も規模の小さい、JR四国ならではの、

 

小回りのきいた大英断だったと言えよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エヴァンゲリオン新幹線 に対する画像結果

 

 

 

 そういえば、JR四国の、車両型式番号の付け方も、

 

JR各社が引き継いでいる国鉄方式

 

ではなく、私鉄タイプの簡素なものとなっている。

 

 

 

 JR四国にしてみれば、他のJR各社が、

 

いまだに「本線」」と「線」を区別している意味が

 

よくわからないというふうで、もあった...。

 

 

 

 そういわれてしまえば、宗谷本線や、日高本線

 

などは、まったくもって立場がなくなって

 

しまいそうだ...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2009-11-30

発行:KKベストセラーズ

「つい誰かに教えたくなる鉄道雑学」

より紹介しました。