猫を、飼っていれば、猫アレルギーを
軽視することが、出来るかも知れないと言う、
研究結果が、2015年に発表されました。
研究では、猫アレルギーで、猫を飼っている人、
飼っていない人の、症状を長期間調査。
猫を飼っていないグループは、
経年と共に、
症状が重くなったのに対し、
猫を飼っているグループは、
経年とともに、
症状が、軽くなったのです...。
アレルゲンに、少しずつ、
繰り返し、接して過敏症を、
減らしていく治療法を、「脱感作療法」と、
言いますが、猫を飼っていること、そのものが、
この、脱感作療法に、当たるのかも知れません...。
また、生まれたときから、家庭にペットが
いる子どもは、成長後に、猫アレルギーや、
喘息などの、アレルギー症状が、
出にくいと言うデータも...。
アレルギーになる原因として、「衛生仮説」が、
知られていますが、これは、無菌環境で、
育てられると、免疫系のバランスが
整わず、アレルギーを、
発症しやすいというもの。
ペットを、飼っていると、適度に菌のある環境に
なり、それが、後々の、アレルギーリスクを、
減らすのかも、知れませんね...?
備考:この内容は、
2019-6-20
発行:西東社、
著者:卵山玉子
監修:今泉忠明
「ねこほん・
猫のほんねがわかる本」
より紹介しました。