空想科学・驚異的な子どもベスト5...その4 | Q太郎のブログ

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パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥

 

 

 

第②位 「キャプテン翼」

 

 

【日向小次郎、大空翼を観客席まで蹴っ飛ばす!】

 

 

 

 日向小次郎は、大空翼のライバルとして、

 

あまりにも有名だ。翼くんが、いつも明るくゲームを

 

組み立てれば、小次郎は、絶叫しながらゴールを狙う!

 

 

 

 翼くんが、フェイントを、織り交ぜたドリブルで、

 

巧みに敵陣へ切り込めば、小次郎は、直線的な

 

ドリブルで相手を吹っ飛ばす! サッカーを

 

愛することが共通する以外、何から何まで対照的な

 

好敵手だ...。

 

 

 

 この、小次郎が、とんでもないラフプレーをした

 

のを、ご存知だろうか? それは、2人が、小学6年生

 

だったときの、全日本少年サッカー大会の決勝戦。

 

翼くんの南葛FCと、小次郎の明和FCが激突した。

 

 

 

 ともに、無得点の前半3分すぎ、翼くんは、

 

岬くんから絶好のパスを受け、スピードの

 

乗ったドリブルで、明和陣内に切り込む。

 

 

 

 ここで、フォワードの小次郎が、

 

「どけ! 俺が、とめてやる!」と叫び、

 

斜め後ろから、スライディングタックル!

 

翼くんが、見事にかわすと、

 

小次郎は、体勢を立て直し

 

「くらえ!」と叫んで、

 

 

 

 

 

 

 

スカイラブハリケーン実写化だと? 舞台「キャプテン翼」が ...

 

 

強引に、ボールを取ろうとする。その飢えた虎の右足は、

 

確かにボールを、とらえたが、勢い余って

 

ボール越しに、翼くんも蹴ってしまった。すると、

 

翼くんは、ボールもろとも観客席まで、吹っ飛んだ

 

のである...。

 

 

 

 

 こ、これは、サッカーの試合で、起こった出来事なのか?

 

しかも小学生の!? ところが、翼くんは、

 

すぐに戻ってきて、小次郎にキッキング

 

(相手を蹴る、または蹴ろうとする反則)の裁定が下り、

 

南葛ボールで試合再開。キミもタフだなぁ、翼くん...!

 

 

 

 

 

 そうではなく、これは小次郎の、超人的なキック力に

 

驚くべきだろう? 小学生とはいえ

 

人間を、観客席まで、蹴っ飛ばすとは、どれほどの

 

キック力なのか?

 

 

 

 それは、翼くんの体重と、飛んだ距離で決まる。

 

『キャプテン翼 3109日全記録』(集英社)

 

によれば、翼くんの、小学6年生のときの体重は、39kg。

 

距離については、推測するしかないが、観客が、

 

グラウンドにまで溢れ出し、最前列の客など、

 

サイドラインから2mも、離れていなかったと

 

いう、異常事態などを考え合わせると、こう推定される。

 

僕らのキャプテンは、20mぐらい蹴っ飛ばされた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャプテン翼 | キッズステーション

 

 

 

 ここから計算すると、翼くんは、時速50kmという

 

自動車のようなスピードで、飛んでいったことに

 

なる。体重39kgの少年を、こんなスピードで、

 

蹴っ飛ばすキック力とは103t。少年用の、370gの

 

サッカーボールを蹴れば、時速1800km=マッハ1.4で

 

飛んでいく...!

 

 

 

 のちに、小次郎は、サッカーの名門・東邦学園中高、

 

セリエAの ユベントスと、順調な

 

サッカー人生を歩んでいくが、

 

「栴檀は双葉より芳し」

 

(せんだんは、ふたばよりかんばし)とは、

 

彼のために存在する言葉であろう...。

 

 

 

 

 

 

サッカーの事ばかり! 『キャプテン翼かるた』の翼くんがひど ...

 

 

 

 

(注)

 

「栴檀は双葉より芳し」

 

意味:俊才は、子供の頃より、優れているのたとえ。

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

2016-3-25

発行:(株)KADOKAWA

著者:柳田理科雄

「空想科学読本 17」

より紹介しました。