昨年に引き続き①位をキープした、巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督。
昨年公開された『ウエスト・サイド・ストーリー』だけでなく、
3月に公開される『フェイブルマンズ』への、期待の大きいファンの
影響もあってのことでしょうか?
その他、様々な名監督たちの名前が、
次々と登場します!
第①位 「スティーヴン・スピルバーグ」
地球上で、最も有名な監督の
1人である彼は、1946年、米オハイオ州生まれ。
プロ監督としての、初作品は、1969年の、
TVシリーズ『四次元への招待』の
パイロット版。
1971年に撮られたTV映画『激突!』で、注目を浴び、
あの、キング・オブ・サメ映画『ジョーズ』(75)が、
記録的大ヒット。
その後も、『未知との遭遇』(78)や、
『インディ・ジョーンズ』
シリーズなど、名作を次々と、生み出し、
『E.T.』(82)で2度目、
『ジュラシック・パーク』(93)で、3度目の
世界歴代興行収入①位を記録。
世界が認める至高の、フィルムメーカー
として、そして生粋の映画人として、
不動の地位を築きました...。
昨年は、『E.T.』の40周年ということで、
アニバーサリー・グッズを見かけたり、
日本では、2月に公開された
監督初のミュージカル映画
『ウエストサイド・ストーリー』で、
名作を見事に、現代に蘇らせり。
時代を超えて、令和の街で、流れる
劇中曲に、しみじみ聴き入った。
スピルバーグ監督の、
映画の影響力を
身近に感じられた、
幸せな年となりました...。
今年は、スピルバーグ監督の
経験を、元に描かれた自伝映画
『フェイブルマンズ』が、公開目前。
20世紀アメリカ、映画と出会い夢中に
なった、彼の過ごした少年時代を
エモーショナルに描く青春物語。
脚本は、スピルバーグ監督作で、
おなじみの劇作家トニー・クシュナーとの
共同で書かれ、音楽は、長年
タッグを組む劇伴の神 ジョン・ウィリアムズが
手掛ける。文句なしの
贅沢&豪華な制作陣。
第47回 トロント国際映画祭では、「観客賞」を、
第80回 ゴールデン・グローブ賞では、「作品賞」と、
「監督賞」を受賞!
そして、来たる第95回アカデミー賞では、
主要含む7部門に、
ノミネートされています。
映画業界も大注目の本作、映画の神が、いかにして
映画と恋に落ち、そして夢を
追いかけたのか...!? これは、彼の映画の
力に魅せられる、いちファンとしても、
見逃せませんね。
そして、うれしい今後の待機作情報も
続々。彼の生み出したシリーズの
新作『インディ・ジョーンズと
運命のダイヤル』には、プロデューサー
として携わっており、こちらも、
今年公開予定。
至高のカーチェイスシーンで、名を残す1968年の
名作アクション映画『ブリット』の
リプート版では、自身が、監督を努め、
主演ブリット役には、ブラッドリー・クーパー。
さらには、製作総指揮で、盟友ジョン・ウィリアムズの
ドキュメンタリー制作も。
もりもり作品作りに取り組む、スピルバーグ監督が、
いてくれるんだから、映画界は今年も
安泰ですね...。
備考:この内容は、
令和5-2-21
発行:近代映画社
「screen 2023-4月号」
より紹介しました。