「センリョウ」 富貴、裕福
初夏に緑色の花をつける常緑の低木ですが、鑑賞の対象に
なるのは、冬につける鮮やかな赤い実。
実の色や名前から縁起物とされ、お正月の花材として
欠かせない植物です。
古くは「千蓼」の字が当てられていましたが、似たような
赤い実をつける ”万両” との対比で、「千両」と表記されるように
なりました。
マンリョウは下向き、センリョウは上向きに、実を
つけるので、
マンリョウより軽いという意味で、名付けられたという
説もあります...。
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「ツバキ」 謙虚な美徳(赤)、至上の愛らしさ(白)
冬でも色を失わない、つややかな緑の葉に、真紅や白の花を
咲かせる様子は、万葉の時代から日本人に愛されて来ました...。
18世紀にヨーロッパに渡ったツバキは、19世紀にブームとなり、
オペラ「椿姫」にも、主人公の象徴する女性として登場します...。
花名の由来は、つやのある葉から、「艶葉木」が転じた、
葉が厚いことから、「厚木」が転じた、葉が上部なことから、
「強葉木」とつけられたなど、
さまざまな説があります...。
備考:この内容は、
2011-1-4
発行:(株)ナツメ社
発行者:田村正隆
監修者:国吉純
「想いを贈る 花言葉」
より紹介しました。