家族中で、1週間ぐらいのドライブを楽しもう
などと言う時、せっかく車で行くのだからと、あれも
これもと、ついつい荷物が多くなってしまいがち
である。着替えなどの身の回り品だけでも、相当な量
になる...。
ビジネスの旅行ならともかく、のんびりした家族
旅行では、あまり必要最小限のものに切りつめると、
不便で、せっかくの旅行も楽しめない。
こんなときは、特殊免許のいらない、小型のキャンピング・
トレーラーを、レンタルで借りて行くのも1つの方法だが、
国産車は、車体が小さいため、なれないとカーブで
ハンドルをとられたり、風であおられたりして、
危険性も高い...。
私が、おすすめしたいのは、車の屋根につける
スキーラックと、大きなフタ付きの箱
(たとえばルーフbox)を用意しておく方法だ。
旅行に出かける前、スキーラックを取り付け、
トランクに、入り切らない荷物をみんな箱に入れ、
上からロープをかけてしまえば、相当量の荷物も
積み込める。ヨーロッパなどでは、こうした、いかにも
家族旅行らしい、ほのぼのとした風景をよく見かける...。
箱は、走行中、かなりの風圧を受けるし、雨にも
さらされるから、木製か、ブリキの衣装箱のような
ものにして、ダンボールの箱は、さけたほうが
良いだろう...。
箱の取り付けは念を入れて、できれば、スキー
ラックより、荷物用ラックにして、箱はボルトで
しっかりと締め付けるようにして、
おけば、なお安全だ...。
備考:この内容は、
文章は、
昭和55-3-10
発行:ごま書房
著者:樋口健治
「クルマと付き合う法 1」
より紹介しました。
画像は、筆者が...。